リメイク・リサイズへのご案内
令和2年3月3日のひな祭りの日を終えることができました。
リメイク・リサイズでご利用をされた方、現在も継続中の方も、一つの区切りとしまして、ありがとうございました。
継続中の方は、これからもよろしくお願い申し上げます。
3月3日を終えて、何かしらお伝えすること、もしくはお知らせできるのはないかしらと思いまして、実際にリメイク・リサイズされた方の例をご紹介いたします。
リメイク・リサイズされる方は、主に七段15人飾りが圧倒的に多いです。
その次に5段飾り10人飾り、3段飾り5人飾りが順番になります。
最近、2月に入ってからはケースを小さくコンパクトにとのご依頼も多くなりました。
以前も申しましたように、お持ちのひな人形をもっとゆったり大きく飾ってとおっしゃる方は皆無です。
コンパクトに小さめにとおっしゃって、まず最初から間口×奥行×高さをご指定下さって、まずそれから始まるということもあります。
スペース的に限定されると、選択される飾り方はおのずと限られてきます。
その中で、いかにお手持ちのおひなさまを一つでも多く有効に飾られるか考えます。
そうかといって、最初からスペースはあっても15人のひな人形を2人にカットされることは第一希望とされる方もいらっしゃいます。
親王のみ飾られる方もいらっしゃいます。
そんな時には、殿、姫をゆったり置かれ、前飾りにひしもち、丸もち以外に殿にはびわ、姫には琴などの楽器を飾られる方もいらっしゃいます。
和楽器を置かれることによって、雅な世界をひな人形から感じられるとおっしゃる方もいらっしゃいます。
なかなかお話ししてもふんふん分かるけど、実際イメージが湧かないとおっしゃる方もいらっしゃいます。
今回は、実際にリメイク・リサイズされた方を集めてみました。
リメイクの事例
ケース
親王をケースに入れて桜花は新調されました。
親王、三人官女の5人をかぶせの六角ケースにセットされました。
お手持ちのひな人形全員をケースに飾られました。
1段
親王を桜の花模様の台と屏風に置かれました。
2段
ひな人形の親王、三人官女、五人囃子の10人を2段台に飾りました。
ひな人形15人全員を2段台に飾られました。
3段
ひな人形7段15人を3段台で12人に飾られました。
ひな人形15人を3段台に10人飾られました。
収納箱
ひな人形の親王を収納箱に飾られました。
ひな人形7段15人を収納箱に5人飾られました。
ひな人形の親王を収納箱に飾られました。
殿様と姫様はどちらが右か左か
疑問等がございましたらなんなりとおっしゃって下さい。
分かる範囲でお答えし、ご助言できると思います。
私どもリメイク・リサイズのお手伝いをさせていただいて、勉強させていただくことが多々あります。
・殿様は左で姫様は右に飾るのか?
・三宝の花はどうして真ん中に置くのか、必要なのか?
・ぼんぼりはなぜ雪洞と書くのか?
このような色んなご質問を受けて、これから一年かかって一つずつお答えしたいと思っています。
今回は、殿様と姫様はどちらが右か左かについて少しご説明します。
2種類の飾り方がありまして、「京風」と「関東風」があります。
この2つは飾る位置が逆になっていまして、「京風」は殿様を左(向かって右)に、姫様は右(向かって左)に飾ります。これは、日本古来の座の考え方に由来しています。
「関東風」の飾り方は、大正天皇のご成婚以降に逆転したと言われています(昭和天皇の説もあります)。大正天皇は西洋式の並び方で右側(向かって左)に立たれました。これに倣って雛を飾ったことから、「関東風」は「京風」と逆の置き方になったと言われています。