3月3日、5月5日とひなと五月の節句も終わり、片付けられた方が今年こそはとリメイク・リサイズをとおっしゃいます。
持参される方、お送り下さる方とどちらにしようかとご連絡下さると、よく考えてお返事下さいと申します。
福井に観光を兼ねてご来店下さって、福井県には恐竜博物館や永平寺、朝倉遺跡等老若男女の方がいらしても鑑賞に耐えうる、他には例のない素晴らしい博物館があります。
お人形をお持ち下さって完成品は送ろうと思いましたけど、福井は交通の便が良いからまた時期をみて観光を兼ねて再びご来店下さる方もいらっしゃいます。
ありがたいことに、完成品を取りにみえてその折にご家族、ご親戚で大勢でおみえになる方もいらっしゃいます。
越前大野市も大野城もあり、市内の街並みも古びた民家や商店街を写真撮影されていかれます。
お時間のある方は、リメイク・リサイズのご相談がてらぜひお出かけ下さい。
お待ち申し上げております。
本日は、ひな人形の姫様の衣装の後ろにあります「裳」と五月人形のしまい方についてご説明します。
お人形の修理のご相談で多い一つに、衣装がしみている、かびている、黄ばんでいるがあります。
拝見すると、およそ裳のよごれが多いです。
確かにお人形の衣裳には変わりないですが、衣装の上(後ろ)に「裳」は単体で十二単の衣装の後ろにはさみこんで、装着します。
こちらの修正は、新調されますと「裳」は美しくなり、皆様に喜ばれます。
姫様がきれいになったので殿様もとおっしゃると、殿様は後ろの「居」を新調されます。
お問い合わせ下さい。
それでは、「裳」についてご説明します。
奈良時代から着用されてきた宮中の女性服「裳」は、成人女性の正装において最も重要なアイテムでした。現代の女雛が着けている裳は江戸時代に完成した形が主流。形を変えながら今に伝わってきた裳は、ひな人形の衣裳において各社の工夫が生きる部分でもあります。

裳とは
貴族の女性が身に着ける正装「五衣唐衣裳」(十二単)を構成する着物の一つ。表着の上から腰部分に結びつけ、後ろに長く引いて装着する。五衣唐衣裳のなかでも最も重要視されたもの。後宮内に暮らす高位の女官たちは、天皇不在の際、唐衣の外すことは認められていたが、裳まで外すことは、私服の重ね袿姿となってしまうため禁じられており、目上の人の前にでる際は必ず着用しなければならないものであった。

五月人形のしまい方
5月5日も終わり、五月人形のしまい方のお問い合わせも増えています。
兜のしまい方、鎧のしまい方についてご説明します。
・兜のしまい方
①付属品を包む

鍬形は2枚が直接触れないように、柔らかい薄紙等で包みます。龍頭も同様に薄紙等に包んで、箱にしまいます。
※龍頭が無い兜もあります。
②金属部分を包む

吹き返し、眉庇を柔らかい薄紙等で包みます。金属面は直接手を触れないように注意してください。
③兜をしまう

保護のため、櫃に布または紙を敷き、兜を上の写真のようにしまいます。
④保護布(紙)で包む

保護用の布または紙を四方から包み蓋をします。上部および空間には軽く丸めたパッキンを入れるとよいでしょう。
・鎧のしまい方
①付属品を包む

鍬形、龍頭などの金属は柔らかい薄紙等で包み、毛沓などは箱に入れ、付属箱にしまいます。付属箱は段ボールの箱の底にしまいます。
※付属箱が無い場合もあります。
※龍頭・毛沓・脛当・面頬がつかないタイプもあります。
②兜、佩楯を包む

兜は柔らかい薄紙等に包み、佩楯は薄紙またはビニール袋に包みます。
③胴をしまう

保護のため櫃に布または紙を敷き、金属部分は柔らかい薄紙等で包み、芯木を付けたまま胴を上の写真のようにしまいます。
※芯木を外してしまうタイプもあります。
④兜をしまう

兜を左側の空いた箇所にしまい、最後に佩楯を上に置きます。
※佩楯は付属箱に入る場合もあります。
⑤保護布(紙)で包む

保護用の布または紙を四方から包み蓋をします。
⑥櫃に蓋をする

櫃の隅々の空いた部分に上質紙などを丸めてパッキングし(あまり強く押さえないよう気を付けて下さい)櫃の蓋を上質紙で包み、櫃に蓋をします。
⑦段ボール箱に入れる

付属箱を段ボール箱の底に入れ、上から櫃を入れ、しっかり蓋をします。
保存は、直射日光が当たらず、湿気のない、風通しの良い場所に置きましょう。
※付属箱がない場合もあります。
しまい方ワンポイントアドバイス
※しまう前に、羽根はたきなどでホコリを丁寧に払い落としてください。また、飾り金具や鍬形など、金属部分に指紋がついている場合は、乾いた柔らかい布で、丁寧に拭き取ってください。櫃の汚れも同様です。
※しまう時も飾る時と同様に手袋をするようにしましょう。
※防虫剤は金属腐食のおそれがありますので、十分にご注意ください。
本日は、ひな人形の姫様の衣装の後ろにあります「裳」と五月人形のしまい方についてご説明しました。
ご質問、お問い合わせがございましたらお受けします。
よろしくお願いします。