ひな人形について

ひな人形の飾り方の基本とコツや伝統的工芸品について

雛人形7段

ひな人形の飾り方のコツ

まだ10月で、3月のひな人形の飾り方は早いと思われる方もいらっしゃいますが、今頃からご説明させていただくと、来年の1月頃から余裕をもっておひな様を飾っていただけるかなと思います。

ご覧いただいて疑問等がありましたら、何なりとおっしゃって下さい。調べまして折り返しお返事いたします。

ひな人形の飾り方については、特別決まりがあるわけではありません。その時代、または地方によって、かなり差があります。

ひな人形の飾り方でも、たとえば京都地方で、京都御所の天皇の位置にならい殿を向かって右、姫様を左に飾ります。東京では、普通その逆に飾ります。

よく言われますのは、「どうしたらきれいに飾れるの」と聞かれます。

まず、中心を決めて、左右バランスよく飾るのがコツです。

一人飾っては1回1回離れてみて確かめるのも大変ですから、ある程度飾られてから余裕をもって後ろからみて、ひな人形、道具の様子を見て下さい。

また、お人形の目線も少しづつ中央に向け、お人形もまっすぐ直線に飾られてもきれいですが、三人官女、五人囃子等は少し内向きに飾られると、段ごとにお人形が生き生きしてみえます。

お人形はまっすぐと言われる方もみえますし、内向きに置かれるのは飾る人の趣向で、いろんな手法があってもいいと思います。

 

ひな人形の飾り方の基本

ひな人形のおおまかな、これは必要という要件を以下にのべます。

  • 親王台は黒い台の上に畳のついた台を重ねるときは繧繝(うんげん)模様を前にしてください。
  • 六曲屏風は一度いっぱいに引きのばし、折りグセを弱めてから、左右均等に開くように飾って下さい。
  • ひな人形の段飾りは、すべてを飾った後で動かすと、毛せんにシワやタルミが出て見苦しくなります。飾る場所は事前に慎重に決めて下さい。特に直射日光の当たらない場所を選んで下さい。
  • 人形の顔は扱い方が悪いとあとでヨゴレが目立ちます。特に指を直接顔に触れないようにして下さい。多少のよごれは綿棒にごく少量の水をつけて軽くこすると、とれます。
  • 人形は段の上の方から飾りましょう。誤って落としても下の人形をキズつけたりする事がないからです。
  • ガラスケースを持ち運ぶときは、ケースの上を持たずに下の台を持ってください。
  • お道具は絵柄の華やかな部分が前面に来ます。

飾るスペースによって、このように展示できない場合もあるかと思いますが、一応基本をのべました。

 

「伝統的工芸品について」

古くからの伝統的工芸品についてのべます。

経済産業大臣が要件を満たしたものを「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」により指定されています。

要件は以下の1~5があります。

  1. 年に1回の行事でも、主として日常生活で使われるもの。
  2. 製造過程の主要部分が手作りであること。
  3. 100年以上継続している技術や技法で作られていること。
  4. 100年以上継続している原材料を使用していること(絹、綿、麻、木材等の天然素材で化学繊維やプラスチックは不可)。
  5. 産地があり、地域産業となっていること、つまり産地の同業組合が存在していること。

伝統的の“的”とは、工芸品の特徴になっている原材料や技術、技法の主要な部分が今日まで継承されていて、さらにその持ち味を維持しながらも、産業環境に適するように改良を加えたり、時代の需要に即した製品作りがされている工芸品、というです。

現在、節句人形関連では次の6品目が指定されています。

  • 江戸木目込人形
  • 京人形
  • 駿河雛人形
  • 駿河雛具
  • 江戸節句人形
  • 岩槻人形

指定の要件を満たした商品には、伝統的工芸品のマークがつきます。

例えば江戸木目込人形では、桐塑(とうそ)のボディに正絹や綿の布を木目込み、頭も素焼頭等を使用し、手もプラスチック以外の桐塑や木彫り等の天然素材で作られています。つまり100年以上前とほぼ同じ商品というわけです。

 

本日は、ひな人形の飾り方と伝統的工芸品についてのべました。

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