リサイズ・リメイク

リサイズの需要増加の理由とは?家屋や収納場所の変化

ひな人形のリサイズの需要

リサイズの始まりは、いつごろかと考えますと、最近、ここ数年、持参されたりご相談を受けることが多くなりました。さらにホームページが新しく立ち上がったこともあり、地元福井県だけでなく、県外から多くのお問い合わせをいただくようになり、嬉しく思います。

リサイズが始まる前までは、ひな人形を新しくお買い上げになるときは、家にも母様の二十数年前のひな人形があるけど、人形はその子のお守りだから、この子には新しいのを買いますという方がいらっしゃいました。

古いひな人形は、蔵か倉庫に保管しておくという方がいらっしゃいました。

既存の収納問題

しかし、最近の住宅事情でマンションにお住まいの方や、一戸建てでも、倉庫等も無く、家の収納スペースが小さくなり、作りつけのクローゼットや押し入れの無いモダンな家も増えてきました。エコやものを大切にという現代の風潮で、あるものの再利用、再生を考えるようになり、

「今ある大きなひな人形をどうにかできないか?」

と考えられる方が増えてきました。

実際問題、箱やケースが多い...

七段のひな人形の収納は、段一つと人形、道具箱で小さくても合計4個くらいになります。

この15人をリサイズされると、

  1. 収納箱は1~2個
  2. ケースは1個
  3. 2段~3段は少なくて2個から多くて4個

になります。

展示スペースの縮小化もさることながら、収納の大きさも、大切なことですので、お知らせします。

できるだけ「そのまま」の形で小さくする

ご相談もいろいろお受けしお答えしますが、2度ほど、「リサイズとはお人形さんを小さくして下さるの?」と言われました。そのお客様はリサイズ、リメイクをすることで段数などが減るのと同時に、お人形の衣裳などもカットして人形も小さくなるではないかと思われました。

お人形はそのままの状態で、よごれ、こわれ以外はできるだけそのままの状態で、現状の形で残すようにします。

ケースや収納箱にリメイクされる場合も、人形はそのままの状態でカットするようにしています。

リメイクあれこれ

数十年、大切に展示、保管されてきたひな人形は、コンパクトに展示方法をかえられる方もいらっしゃれば、できるだけ15人そのまま残すとおっしゃって、以前のスチールの七段にかえられた方もいらっしゃいました。

スペース的には、一戸建てで、収納場所もある方でした。唯一、スチール7段にもうせんをかけて、飾ったりしまわれたりするのがたいそう時間がかかるといわれました。木製の7段でしたら、7段を組み上げて下されば飾り段になっていますので、そのまま段の上に人形、道具を飾ることができます。手間は半分以下で、ひな段全体の雰囲気ががらりと変わり、高級感があるひな人形の飾りが完成しました。人形、道具は何ら修理がなかったので、桜花と雪洞(ぼんぼり)のみ新調されました。対照的に、七段15人を殿、姫、お二人だけにという方もいらっしゃいます。ご自分のひな人形で、定年になって、ゆっくり自分の時間ができ、家をリフォームされました。御両親様が御祝いにと用意しなさった人形を、今度はケースにいれて年中飾りたいとおっしゃり、リビングの近い棚に置かれ、毎日親の愛を感じていますとおっしゃった方もいます。

外国の友人の方も多く、リビングに入られると、日本の文化、風習でひな人形について話されると、興味をもたれるそうです。

まとめ

ひな人形の主役は「お内裏様」とよばれるように、高貴なご夫婦の姿をあらわしています。その気品高いお顔や見事な衣装、お二人で並ぶ様子は、平安時代より日本人が理想としてきた夫婦の姿で、日本独特の風習であり御祝事です。ご自身のひな人形をリメイク、リサイズされ、今一度ご自分の手元で飾られて、楽しまれるのはいかがでしょうか。

リメイク、リサイズにはいろんな形があり、御自分にあった飾り方の提案ができたらと「やまだ」は考え、そのお手伝いができたらと考えています。

ご相談等はいつでも受け付けておりますので、お気軽におっしゃっていただけたらと思います。

よろしくお願いいたします。

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