令和元年も、あとわずかで終わろうとしています。
お祝いの行事も目白押しですが、災害も多く被害にあわれた方には心よりお見舞い申し上げます。
自然災害にあわれた方々は、予期せぬ出来事で事前に防ぎようがなく、災害が大きくなり痛ましい事件や事故につながり、まだ家に帰れない方々にお見舞い申し上げます。
リメイク・リサイズの質問(距離や人数について)
Q ひな人形のリメイク・リサイズを希望しているが、遠方なのでどうすればよろしいですか?人形を送らないとリメイク・リサイズはできませんか?
A お人形を実際に送らなくても、お人形の写真を送って下さればご相談・お見積りができます。お人形の大きさが分からなければ、人形ののっている台の大きさをお教え下さい。
台の大きさから、やまだが判断してご希望のケースや収納箱、二段や三段台の大きさをお知らせします。
Q 15人のひな人形を2人だけにしようか、5人にしようか迷っています。どうしたらよろしいでしょうか。
A 5人お送りくだされば、2人と5人の台にのせた様子をお写真でお送りします。お人形をお送りでなければ、他のお人形での写真例をお送りします。
遠方で人形が送れないとおっしゃる方には、人形の台の大きさをお聞きして、やまだで判断してご希望にかなうようなお写真をお送りします。
何度かそのようなやり取りをしても、以前に申し上げたように、やはりご自分のお人形を飾って様子を見たいとおっしゃって、お人形を送ってみえる方もいらっしゃいます。
ひな人形ケース全体を送られていらして、5人入りのケースを半分くらいの大きさのケースにして、2人だけのケースにとおっしゃいます。
ひなケースでも、今でもありますが、かつては15人全員ケースに入っていたひな人形もあります。15人のケースをそのまま送ってみえて、せめて5人までのケースにコンパクトにとおっしゃる方もいらっしゃいます。
15人入りのケースを送ってみえて、2人のおひなさまのケース入りで、ガラスケースの背景を今まで金の無地だったから、桜の花、梅の花のケースに入れ替えてとおっしゃる方もみえます。
同じケース入りのひな人形でも、ケースの背景が変わるとお人形の顔が明るくなったり、とてもかわいいお顔にみえたり、変化をとげることもあります。
えてして、ひな人形のお顔が美しさは美しさなりに、かわいさはかわいさなりに、どんなケースに変えられても、凛として美しいお顔立ちの人形は変わることはありません。
ひな人形本来のお顔立ちは、どこに置かれてもはえると思います。
よく、ケースに入れ替えられたりコンパクトにされると、出来上がりをご覧になって「私のお人形はこんなにかわいかったの、美しかったの」と感心される方もいらっしゃいます。
数十年間今までに何十年もひな人形をご覧になっていて、そんなに関心の無かった方々も、ケースを入れ替えたり収納箱にのせ替えられたりして、完成されたひな人形をご覧になって、感嘆の声を上げられる方が多いです。
お花やぼんぼり1つで大きく変わる印象
人形を置いてからお花やぼんぼりを変えられると、雰囲気はまたガラリと様子が変わります。
よく考えますと、ひな人形を飾られますと、形式としましては、ひな人形の横にぼんぼり、その前に桜と橘の花、お人形の前に菱餅、丸餅、お人形の間に三宝の花と一般的には飾られます。そのお道具を置かれて、いかにひな人形を際立てて楽しくみせるか、自然にさりげなく全体の様子を調和の取れた美しさにもっていかれるかにつきます。
それに関して、色々な種類のお花やぼんぼりやお道具があると考えられます。
ひな人形のケースの中に他のお道具といえば、鞠や狛犬や掛軸等、ひな人形に関連した道具が置かれます。
今年の干支はねずみだから、いのししだからといって、そのような干支の置物は飾ることはありません。
例外としては、うさぎ年の年にはうさぎ等をひな人形の前に飾られることもあります。
やはりひな人形の飾りは女性の飾りですので、女性らしい、かわいらしい、やさしいことにこだわりがあると思います。
狛犬などは、江戸時代の頃からひな人形の横に一対飾られる場合もあります。
時代に即応して、今年はこんな行事があったから、今年のひな人形にはこのお飾りが新しくつきましたということもあまりありません。
令和のお祝いのひな人形等は別になります。
新旧問わず豊富な品揃え
リメイク・リサイズのご注文をお受けしていますと、姉妹に新しいひな人形を探していますが、ひな人形を置いてませんかとのご質問をお受けします。
ご紹介が遅れましたが、人形を販売しましておよそ70余年になります。
店舗では約200種類のひな人形を展示しています。
60年前にやまだでひな人形をお買い上げになられて、ご家族やご親戚の方がお見えになって、部品のぼんぼりや桜花、小道具などはありませんかと来店されて選択されてお買い上げになります。
ひな人形等はカタログやネットではなかなか分からないからといって、ご遠方から来店下さいます方も多くなりました。
おひなさまは元来一人に一つというお考えもありまして、お家によっては三姉妹いらっしゃると三つのひな人形をお買い上げの方もいらっしゃいます。
毎年1月~2月になると、三人で三つ飾られて前に座って写真を写されるというお方もいらっしゃいます。
以前に比べて、住宅事情でスペースの関係で無理と思われる方もいらっしゃいます。お家によってはケース三つ、収納箱三つ、一つは三段で一つは二段、一つはケースという方もみえます。
いろんなお祝い方法があるかと思います。
最近は、ご家庭、または職場等によって、女性のみでお祝いの席を設け、おひなぜんを用意される方々もいらっしゃいます。
ご家族みなさんで毎年ひなまつりのお祝いをされて、記念撮影をされます。
リメイク・リサイズの仕事をお受けして、ひな人形の中にご家族のひな人形の前でのお写真を拝見すると、ほっこりあたたかい気持ちになります。