リサイズ・リメイク

リメイク・リサイズの現状と方法について

 2021年も最後の月を迎え、あわただしくなってきました。

 

 来年に間に合うようにと、ひな人形、五月人形のリメイク・リサイズとご来店やお問い合わせが多くなってきました。

 中には、来年に間に合わずともゆっくりでよいですからとおっしゃる方もいらっしゃいます。

 今の時期になりますと、お人形の修理は来年の節句に間に合わせるのは難しいこともあり、お人形の修理内容によっては間に合うこともありますので、ご相談下さい。

 お人形の修理に時間がかかる場合は、来年はこのまま飾られて、3月以降にお受けしますと申し上げます。

 そのように飾られますと、案外このままでこれからも飾りますとおっしゃる方もいらっしゃいます。

 歴史があってこのままの風格があってよろしいかなとおっしゃる方もいらっしゃいます。

 ご来店の場合、やまだの店内のひな人形と比べて、「あ、お顔が違う」「衣裳が違う」「ぼんぼりの形が違う」「桜の花の色がさめている」とおっしゃる方がいらっしゃいます。

 ご説明して、令和3年のひな人形と10年前、20年前、30年前、40年前とはどうしても、いいこともわるいことも差異はでてきます。

 時代の流れで流行もあり、世の中の人々のニーズも違ってきます。

 それで違ってきますと申しますと、納得されます。

 最初はやまだの店内の人形をじっくりご覧になります。

 それからご自分のお持ちになったお人形をとくとご覧になって、愛着がふつふつとわいてみえるようです。

 最初は私のは古くてね、少しいたみがあってとおっしゃっていらした方が、名誉の負傷と思われるお人形がありますと、実は私がおままごとに使ってねとか、お兄弟がいたずらしたのよとおっしゃって、数十年前のことを懐かしく思い出されます。

 その当時、数十年前のお話しを思い出して、当時のご家庭、ご家族の様子をいっしょにいらした方とお話しが弾みます。

 

リメイク・リサイズの方法

 それでは、どのようにリメイク・リサイズしようかという本編に入ります。

 これだけ長い間大切に大切に飾ってはお片付けして、保管してその繰り返しが数十年続いたかと思うと、お人形さんにご苦労様といたわり、それではリメイク・リサイズはお人形7段15人を二人、五人、十人、何人にしようか迷われます。

 最初は殿、姫の二人だけとおっしゃっていた方が迷われます。

 せめて、三人官女、五人囃子はなんとか残せないかしらとおっしゃいます。

 最初のお二人希望が、スペースがあればご希望が変化してきます。

リメイク・リサイズの進み具合

 それでは何通りか、おっしゃるように飾ってみます。

 ご来店で1回で決められる方と、写真を写されてご家庭にお持ち帰りになって、ご親族で家族会議をなさってお決めになる方もいらっしゃいます。

リメイク・リサイズの完成

 決められて、再度ご来店下さってお人形、お道具をご自分でお持ち帰りになる方もいらっしゃいます。

 ご遠方の方はお持ち下さって、完成されて送られる方もいらっしゃいます。

 北陸は冬になると雪が降ります。

 年によっては雪の無い年もありますが、12月、1月は雪が降ります。

 除雪されますので、国道、県道、市道は安全ですので、スキーにみえたり、恐竜博物館へ見学に行かれたりしてからリメイク・リサイズにお見えになる方もいらっしゃいます。

 1日目にやまだにリメイク・リサイズにみえて、スキー場へでかけてお泊りになって、翌日リメイク・リサイズされたお人形やケースをお持ち帰りになる方もいらっしゃいます。

 発注して時間がかかる道具等は、後日送らせていただきます。

 そのようなわけで、日帰りやお泊りでみえる方、ご遠方で送られる方もいらっしゃりいろいろです。

 

 本日はリメイク・リサイズのお話しを申し上げました。

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