ひな人形について

ひな人形の持ち物「小道具」について

ひな人形の小道具について

ひな人形、五月人形をリメイクされてお支払い後、ひな人形、五月人形がお客様のお手元に届いて、御礼のメールやお電話をいただくことがあり、「この仕事をしていてよかった」と改めて感じています。

先日は、お子様といっしょに人形の前で写真を写されて、送って下さいますとお子様もかわいいながら、リメイクされたひな人形もおすましして、ちょっと嬉しげで誇らしげです。

押し入れや、倉庫や車庫で飾れなくなって数年~数十年眠っていた人形が日の目を見て、ご家族やご友人やご親戚の方にお披露目できるのは、人形冥利に尽きると思います。ご覧になった方々が、まあかわいい、きれい、すてきな衣装とか、立派なお道具ですねとお褒めになると、なおいっそう人形も嬉しくなります。

何度か、ひな人形の並べ方とか由来をご説明申し上げてきました、以前はお電話やメールで、ひな人形の男とか女とか、子供とかおじいさんとか太鼓を持った人とかおっしゃって、こちらもかまえてお話ししてきました。

最近は、殿様、姫様とか三人官女、五人囃子、随臣、仕丁とおっしゃって、リメイクは、七段15人飾りを殿、姫お二人だけとか、三人官女を入れて五人のみでリメイクとおっしゃいます。

お話しがスムーズに進み、残りのお人形は、春を彩る越前おおのひな祭りで飾らせていただきますと申しますので、みなさん喜ばれます。来年になったらぜひその20段のおひなさまを見にいきますと言われます。

確かにご自分のひな人形だから大切ですが、リメイクされたひな人形の行く末を心配される方々をみると、人形に愛着をもってみえるし、そのひな人形が親御さんや祖父様や祖母様がお祝いのために購入されたので、なおいっそう残った人形に対する惜別の念がつのるかなと思います。

 

ひな人形の持ち物-小道具について

 

ひな人形の並べ方は以前にお話ししましたが、小道具、持ち物についてのべます。お人形の持ち物にもそれぞれ役目と意図があって、正直おもしろいなと感心します。

殿様の冠は、纓がまっすぐ立つようにかぶせ、笏(しゃく)は右手、太刀は左の腰の袖の下にいれて、後ろの方はぴんとはね上げるようにします。

姫様の絵扇(ひおうぎ)は、開いて手に持たせて(手が袖に隠れている時は袖の内側にはさんで)、普通は向かって左に殿様、右にお姫さまを飾ります。

三人官女で手に持たせるのは、真ん中の官女が三宝、左の官女は提子(ひさげ)、官女の間に高杯(たかつき)を置いて右の官女は長柄銚子(ながえのちょうし)を持たせます。

三段目の五人囃子は左から太鼓(たいこ)、大皮鼓(おおかわつつみ)、小鼓(こづつみ)、笛と並び、扇を持つ謡い手は右にきます。

四段目の随臣は向かって右が左大臣でおじいさん、左が右大臣で若者がきます。冠は、殿様と同じにかぶせ巻纓(けんえい)および耳飾りのような緌(おいかけ)をつけます。左手には弓を持たせて袖にはさみ、矢は羽根を下に右手に持たせます。

背追い矢は向かって右の肩から先が見えるようにします。

五段目は仕丁(しちょう)、衛士(えじ)を飾ります。仕丁が真ん中、向かって左に台笠、右に立笠を持たせます。

京風は真ん中にちり取り、左右に熊手とほうきを持った人形を飾ります。

七段飾りのときは、六段目と七段目にはっきりと決まりはないのですが、食器やたんす、鏡台は六段目に、おかごや御所車は七段目に置きます。

以上さらりと書きましたが、以前は写真でご説明申し上げ、今回は文章でご説明しました。

リメイクで持ち物が無かったら揃えてとおっしゃる方もいらっしゃいますが、およそひな人形にしか使えないお道具ですので、みなさん小さな箱に入れてお人形の中か、外箱にしまわれています。

十五人分のお道具を検品いたしますと、おおかた揃っています。リメイクされた後も人形の箱に入っていますと、分かりやすく見やすく、無くされる心配もないかと思います。

本日は小道具についてお話ししました。

ご質問や疑問があれば、何なりとおっしゃって下さい。

調べまして折り返しお返事申し上げます。

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