
9月半ばを迎えますのにまだまだ暑く、日中は30度をこえることもあります。
御高齢の方や、病いの方にとって、たいそうしのぎにくい秋かと思います。
どうぞご自愛下さい。
県外から来られたお客様の事例「七段を二段へ」
何度かメールでお問い合わせいただいた方が、先日やまだの店舗にひな人形15人をお持ちになっていらっしゃいました。写真のやり取りやお電話、メールでは今一つ分からないとおっしゃっておりました。
こちらはかなり恐縮しまして、質問されることにお答えがなってなかったのかなと反省しきりです。
9月に入り涼しくなったので、天空の城の大野城の観光がてらみえたとおっしゃって下さいました。
往復500kmはあるのに、日帰りで大変ですねと申しますと、ご夫婦は交代で運転しながら来ましたとおっしゃいました。
早速15人のひな人形を、親王飾り、五人飾り、ケース、収納箱2段、3段飾りと移動しながら様子をご覧になりました。
最初はお二人とおっしゃってもやはり三人官女をのせますと、ケース収納箱いずれでも、雰囲気がお二人より三人官女をのせると明るく華やかになります。
ご夫婦で納得されて、五人を飾ることに決定され、お家へ帰ってすぐ飾ろうと二段飾りの台をお持ち帰りになりました。
お買い上げは二段のみで、屏風、お人形、道具は一切ご自分のものをご使用になり、納得されてお帰りになられました。
思いますのは、お二人、五人と既成の写真を用いて説明申し上げても、やはりご自分のひな人形をお持ちになられて、実際に置かれてみると、雰囲気が一目瞭然に分かります。
お道具のみ置かれて様子をみるのと、お手持ちのお人形とお道具を置いてご覧になるのとでは、かなりおもむきが違って、実際にみな置いてみてから判断されるのがよいかと思います。
なにぶん送料がかかることですので、できたらお人形だけ(お道具はやまだのを仮に置いてみます。七段飾りの九品道具は、大きさ、道具の柄ゆきの違いで、そんなに大きな違いはありません。)、ただ、お人形となると、20年前、30年前と時代によって違い、その当時の流行(衣装の色目、材質が違います。)がございます。
正直、15人のひな人形が、それぞれのよさ(お顔、衣装の着付、仕上げによって違います。)があり、リメイクの際には、お持ちのお人形(ひな人形、五月人形)を置かれてみるのがよいかと思います。
向笠千恵子氏のご訪問
先日、フードコーディネーターの向笠千恵子氏と福井新聞の文化部長がやまだにいらっしゃいました。
大野市内で開催されている、第5回重陽の節句展の武家屋敷旧内山家・旧田村家をご覧になり、主催者のやまだにお見えになりました。
大野市内の和菓子店の重陽の節句用の菊の主菓子と落雁を召し上がり、ひな人形、重陽の節句の展示のよもやま話で時を過ごされました。
やまだは、ひな祭りや重陽の節句開催のために全国の祭りを見学し、参考にしています。
向笠氏は、主に食文化向上のために全国をまわられ、食文化と同時に、その土地のまつり、風習、文化等を研究されているとのことで、とても勉強させていただきました。
日本のまつりに人が集い、そこで食をとる、その食の素材を研究されていて、地方に根付いた郷土料理を研究されています。
重陽の節句 大人のひな祭り
9月9日の「重陽の節句」には、長寿を願って菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべたお酒を酌み交わしてお祝いします。菊が美しく咲く季節であることから、「菊の節句」とも呼ばれています。3月3日の節句に飾る雛に対して、9月9日の重陽の節句に再びひな人形を飾ることを「後の雛」といい、健康と長寿の願いを込めます。中国では、この日に菊の花びらをひたした「菊酒」を飲み、酒宴をひらく風習があり、日本には、天武天皇の時代に宮中に伝わりました。無病息災と延寿を願いました。
桃の節句で飾ったひな人形を半年後虫干しを兼ねて再び飾り、健康、長寿、厄除けを願う風習、ひな人形を半年後に出して虫干しすることで、いたみを防ぐという暮らしの知恵でした。
向笠氏は、来年の春を彩る越前おおのひな祭りにはお見えになるということで、その頃には大野のおいしいひな菓子を用意してお待ちしますとお別れしました。