日本の大きな行事の一つの民族移動のお盆も終わり、ほっとされている方も多いと思います。
お盆期間でもコロナ感染、水害等の天災、宗教問題が続き、御見舞い申し上げます。
言うは易しと申しますが、何もお手伝いできずにお詫び申し上げます。
明るい話題を提供できるとよろしいのですが、回復の時期をじっと待つのかなと思います。
Contents
リメイク・リサイズされて残った人形の行方
お人形は7段15人いらして2人または5人をリメイク・リサイズされて、残った人形の行方はお預かりして来年11回目を迎えます「越前おおの春を彩るひな祭り」のひな段に飾らせていただきます。
かなりのお人形の数はありますが、毎年交代に展示しています。
展示のお人形も、人気の高いご来場者が喜ばれる人形もあり、そんなお人形はできるだけ毎年どこかの会場で展示と考えています。
人気のあるなしでなく、できるだけお人形は展示して飾るようにしています。
お人形の中にはお顔のしみやよごれ、髪のみだれ等もあり、そのお人形はできる範囲で手入れしています。
そんなお人形は、何でも外注にだして修理とおっしゃる方がいらっしゃいます。
なかなか手間がかかり細かな作業でもあり、お人形によっては法外な修理代がかかります。
できるだけスタッフ一同で、それなりに見た目は分からないようにさりげなく美しく愛らしく修理しています。
開催のあり方
入場者の方が数万人超えますと、全国から展示方法や展示の人形に関してのご質問お受けします。
ひなまつりを開催している関係者や責任者の方々が、個々にお見えになります。
この人形の経緯をご説明申し上げますと、二者の方に分かれます。
一者は、これは無理だわ、ここまでできないとおっしゃる方もいらっしゃいます。
大勢のスタッフの方がいらしても、そこまで時間が無いことや、作業が細かいことでびっくりします。
別の一者の方は、みんなでお人形の修理をやってみますとおっしゃいます。
当方では、できるかぎり未熟ながらもいろんな説明や方法をのべます。
電話やメールでお顔が髪型がきれいになりましたと御礼の連絡を下さると、スタッフ一同嬉しくなります。
そんなこともあって、お人形をひなまつりに飾ることは大変ですが、嬉しいことや楽しいこともたくさんあります。
まずはお人形から出してひな段に飾ると、お人形の喜び、嬉しさ、楽しみがぱっとお顔がはなやぎます。
お人形が、私の席は今年はここですかと言っているようで、嬉しくなります。
なんといっても、お人形は3月から12月まで9ヶ月間箱でお休みだったので、日の目をみるのが楽しいと思います。
ひなまつりの飾り方
殿、姫のお二人、三人官女、五人囃子、随臣、仕丁をそれぞれ最初に企画して、ここら辺かなと察しをつけて飾っていきます。
以後7段15人1組をきれいに展示していましたが、お人形の数が多くなって、最近はお人形をそれぞれに分けて飾っています。
この段の飾りが見やすい等、前の7段15人の1組ずつの飾り方がよかったとか、いろんな意見をおっしゃいます。
一つ一つ丁寧にお聞きして、これからのひなまつりの参考にと考えています。
ひなまつりに関してご意見がありましたら、なんなりとお願いします。
「ひな人形の行方」
リメイク・リサイズされてお人形を提出されて、ご自分のお人形をご覧にお見えになります。
福井県大野市の平成大野屋平蔵の「越前おおの春を彩るひな祭り」にいらっしゃいます。
どれかしら、あれかしらと、20段のひな段を指さしながら探してみえます。
毎年ここに来て、ご自分のひな人形と対面するのが楽しみとおっしゃる方もいらっしゃいます。
家庭の事情でひな人形7段15人を手放された方が、平成大野屋のひな人形をご覧になられる方と、今年はコロナで行けないけど来年は行きますとおっしゃる方もいらっしゃいます。
去年は受験で大野に行けなかったけれど、今年は行きますとご連絡があります。
皆様がお楽しみになさっているので、できるだけお一人でも多くひな人形を飾れるように頑張りたいと思います。
本日は、ひな段に飾るお人形の裏方についてのお話しでした。