Contents
結婚後のひな人形の飾り方
結婚後のひな人形の飾り方については、
- 女の子が生まれたら、代々ひな人形を引き継ぐ
- みんなはとても飾れないので2人だけ飾っている
- 実家で毎年母親が飾っている
- 結婚したら処分、役目が終わる
- 嫁入り先に持っていき、自分で飾っている
- 実家に置いたままで飾っていない
などいろいろあります。
地域や親族などにもよっても違いがあります。
行事や風習などは、地域性、親族内、時代、個人の考え等で変わります。特に決まりはなく、どうして良いのか分からないのであればご参考にしていただければ幸いです。
嫁入り先にひな人形を持っていき自分でひな人形を飾る
ひな人形はあなたの身代わりになって、厄払いをしているものです。結婚後も自分で飾り厄払いを続けます。
親があなたのひな人形を実家で飾る
ご両親が実家であなたのひな人形を飾ります。先ほども述べましたが、ひな人形はあなたの身代わりで厄払いをしてくれます。結婚後もあなたの幸せを願う両親が飾って厄払いをします。ご両親からしますと、「結婚してもあなたはいつまでも子供」です。ひな祭りは、女の子の幸せや良縁、成長や健康を祝うものです。
結婚しても、ご両親はあなたの幸せを願っています。ひな人形はご両親が飾るのではないでしょうか。
供養、処分する
「人形は魂が入るとも言われますので、生前であれば、できれば処分はしない方が望ましい」言われていました。ですが、どちらのご自宅でも飾ることが悪いのであれば、保管または供養し処分します。
ひな人形は一人の女性の飾り物であり、今までも一人の女性に対して身代わりをして厄払いをしてきた物です。女の子が生まれれば、また別に女の子のひな人形を飾りひな祭りをします。こういうお考えをお持ちの方もいらっしゃいます。
結婚したらどうするかという疑問ついては、いろいろな考えや意見は当然あると思います。魂が入るというひな人形、いろいろな人の思いが入るひな人形、毎年飾ってお祝いしたいと思います。それぞれの思いで、ひな人形をお飾り下さい。日本古来の伝統文化をぜひ大切にして下さい。
マンションなどスペースが少ないところで飾るには
昨今の住宅事情の変化などにより、ひな人形の飾り方も大きく変わってきています。
以前は七段飾りが普通で、豪華に飾っている家庭も多かったですが、マンション等に住んでいると七段を置くスペースはありません。でも、ひな人形を飾ってあげたいのが親心です。
そもそもひな人形が持つ古来からの役割は、「災いの身代わり」です。人形を川に流し無病息災を願う、流し雛という風習から始まりました。
現代のひな人形において身代わりの役割があるのは、「お内裏様」ともいわれています。
お内裏様だけ飾っておけば、ひな人形として問題は無いともいわれています。
その他のお人形については、飾りの部分でしかありません。
それならば、本格的な七段飾りのひな人形をコンパクトにリメイクして、手軽に飾りましょう。
少しでもサイズダウンして、マンション等でも飾れると理想かと思います。
本格七段飾りをコンパクトにリメイクする方法は?
基本的には、二通りの方法があります。
①人形専門店などのプロに依頼する
②自分でケースや収納箱を買って自分なりにリメイクする
詳しく説明します。
①人形専門店などのプロに依頼
人形専門店に依頼した場合には、人形、道具の修理、選択が正確、確実です。
コンパクトにリメイクする際にも、お内裏様だけでなく、他の道具類もスペースによって残されます。
どういった道具を残しどういった道具を処分すべきか、置けるスペースを考えながら相談できます。
相談を受け付けていない場合もあるので、近隣のお店に、まずは一度相談してみて下さい。
②自分でケースや収納箱を買って自分なりにリメイク
道具類を自分で選びますが、オリジナルのひな人形ができます。
全体のバランスを考えながら、どうしようかと家族みんなで楽しんでセッティングできます。
本格七段飾りをリメイクする際には、まずケース、平飾り(一段)といろいろ考えられます。
ひな人形のケースには、ガラス製とアクリル製の二種類が販売されています。
アクリル製はガラスよりも軽く、割れにくくて丈夫なメリットがあります。
ガラスのよごれは、拭けば消えます。アクリルも元のように鮮明になります。
ひな人形はケースに入れて飾ると、雰囲気がガラッと変わる場合があります。
ケースの枠の色は黒、ブラウン、赤、ピンク、イエローがあります。
全体的なサイズのバランスも考えます。
ですので、飾った時をイメージし、自分で考えるのも楽しみの一つです。