リメイク・リサイズの作業を毎日していて、リメイク・リサイズには多種多様の例があって、時々例ばかりをあげても一冊の本が書けるのではないかと思います。
それだけいろんな例があり、問題があり、解釈があり、それでもまだ完成しない未知の部門がいっぱいあります。
多い質問のひとつとして、リメイク・リサイズの流れを教えて下さいといわれます。
流れを簡単にいいますと、
・人形を送られる
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・人形を飾って何種類かの画像をやまだからメールで送る
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・ご家族、ご親族で検討される
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・大きさ(間口、奥行、高さ)に応じてのリメイク・リサイズで、お人形が生まれかわる
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・全てが希望通りになれば、ご了解のもの仕事にかかる
以上が、進めるパターンです。
情報は、ネットや百貨店の展示品などをご覧になって知識としてお持ちですが、ご自分のお持ちの人形に合うかどうかはまた別です。
最近は、ご希望として白木のケースやピンクの淡い色等のカラーのご注文も多いです。
黒の金の山水の模様などは少なくなって、明るい色、ご家庭の家具にマッチした自然色が喜ばれます。
床の間の無いお家も多くなって、黒やブラウンがマンションのリビングに合うかいなかもあります。
リメイク・リサイズされる方のお人形をお持ちの方は一般に大きいので、白木や淡い色のお道具等の大きさに合わないこともあります。
製作会社もイマドキの人形の大きさに合わせて台、屏風、ケース、収納箱、道具を作成していますので、お人形の大きさには合いません。
ご希望はシンプルでおっしゃっても、ご自分のお人形の大きさが決して小さくなくむしろ大きいので、折り合いがつかなくて思案します。
できるだけご希望にそうように、望みが叶うようにコンパクトな品を全国の各社に問い合わせ探します。
それでもなかなか無くて特注することもあれば、折り合いをつけて中をとることもあります。
おひとりおひとりが、ひとつのお人形が、それぞれ長い間の歴史と重みをもって飾られて生きられたので、できるだけ気をはってリメイク・リサイズに努力します。
出来上がって完成した時の喜びを糧に、リメイク・リサイズにお人形といっしょに励みます。
どうぞよろしくお願いします。
人形、道具の供養について
最近と特に近年のことですが、お人形、道具の供養はとお聞きします。
お人形は、大野のひな祭りに飾らせていただきます。
道具は、今まで燃えるゴミ、燃えないゴミ、木、紙、プラ、金型などやまだで分別して、各々のセンターに有料で引き取ってもらっていました。
いつも考えていましたが、以前からお人形に愛情持って下さる寺院様とお話しがつき、お人形、道具共に供養のお願いができることになりました。
ある程度になったらご住職にお人形や道具に今までの御礼を込めて、お人形、道具に御経をあげていただくことになりました。
最後に、供養は要不要とおっしゃって下されば、それはそれでお受けします。
まとめての御祈祷ですので、手頃な価格で供養をお願いできることになりました。
この件が成立しましたら、このブログでお知らせします。
何十年も飾られてしまわれてこのままお人形は飾られても、道具の供養はないですかとおっしゃった方々におすすめします。
人形は供養して道具は焼却となります。
長い間供養と思っていましたので、よかったと思います。
お人形をひな祭りに飾られる前にも供養とおっしゃれば、お人形、道具も供養いたします。
どのようになさるかは、それぞれの方々のご自由ですので、おっしゃって下さい。
よろしくお願いします。