ひな人形・五月人形の最新情報やリサイズ(リメイク)に関することを書いていきます。

福井県の老舗人形屋、山田のブログ

ひな人形について リサイズ・リメイク

おひなさまの飾り方としまい方について

ひな人形

おひなさまの飾り方としまい方について

ひな節句の時期には、なかなかゆっくりと飾り方としまい方のお話しができません。

資料があり次第その都度お話しさせて下さい。

ご参考になさるとよろしいと思います。

疑問、ご質問等なんでもお受けします。なんなりとおっしゃって下さい。

飾り方

現在では、ひな祭りが近づくと、人形店、デパートなどで雛や人形が、五段飾り、七段飾りの15人揃いセットで売り出されています。15人揃いとなっているのは、上の段から1段目は内裏雛、2段目は三人官女、3段目は五人囃子、4段目は左右大臣と菱餅と御膳、5段目は三人仕丁に桜と橘、6段目は雛道具、7段目は乗物などが飾られます

また、内裏雛一対の場合も多いです。これは雛のもともとの意味を考えれば、この一対だけでもよいと思います。

家の広さによって段飾りができない場合などは、雛の寸法を小さくして、芥子と呼ばれる10cm以下の雛を飾ります。

小さい芥子も内裏雛一対だけでもよいと思います。その家、その家の好みの問題で段飾りが飾られるのは自由だからです。

ひな祭りが女の子のまつりとして賑わった江戸後期からひな段に飾られるお人形たちも、美しいもの、おめでたいもの、あやかりたいもの、赤ちゃんを守る意味をもつものなど、なんでも飾りました。その時代時代の流行などを取り入れていて、決まりはありません。決まりは、第一段には内裏雛を一対飾ることです。立雛もここに飾ります。

しかし、1段目以外は決まりはなく、自由に飾っているのが江戸時代から続いている飾り方で、見て楽しいひな祭りになっています。

下の段に並ぶ雛道具も、昔の武家の奥方の使用した日常の道具を模したものが多いですが、勝手道具も並べられます。東の方ではあまり見られませんが、女の子の教育、躾のためとする考えが昔からある西の方に多く見られます。

ひな人形によっては、下の5段あたりには、犬の毛植(けうえ)がたくさん並んでいることがあります。これは、犬が子どもをよく産んでお産が軽い、またよく服従して主人を守るというような理由で飾られます。このように、ひな段には生まれてきた子が健やかに成長することを願って飾られます。

しまい方(古いひなを中心に)

用意したいものは、筆、薄葉紙、厚紙(板目紙)、櫛(目のこまかいもの)があるとよいかと思います。

 薄い紙、はたきだけの方もいらっしゃいます。

人形をひな段からおろす

①人形を持って運ぶ距離を短くするために、飾ってある場所近くに人形をしまう箱を置き、作業をする場所を確保します。

②人形をひな段からおろします。この時、冠などが落ちないように人形からはずしておきます。

③用意しておいた清潔な筆でほこりを丁寧に払います。筆は穂先だけを使い、織目に沿って払うようにします。特に腕を曲げた部分や衣装が重なって溝になっている部分はほこりが溜まりやすいので、注意して下さい。金糸の部分は丁寧に払うと、光沢が出てくることもあります。

人形、道具は、はたきで静かにはたいてしまわれることもあります。

髪、衣裳を整える

衣装の袖、裾が折れ曲がってしまった部分はきれいに形を整えて、薄葉紙で包んでしまいましょう。箱にしまっている間に折りクセもなおり、きれいになります。ふさの部分も糸を櫛または手櫛で真っ直ぐに揃えて、薄葉紙に包んでしまいましょう。

梱包する

⑤人形をきずつけない梱包材を選びましょう。

⑥人形の全体を包む薄葉紙を敷いておき、人形の箱の底の大きさに合わせて、切った台紙(厚紙)を薄葉紙の中央におきます。台紙の四角は丸く切っておくとよいでしょう。

⑦人形を台紙の上におきます。

⑧人形の指先など華奢な部分や出っ張った部分が、箱や他の人形にぶつかりそうな時は、綿を薄葉紙を包んであてがっておきます。ただ過剰にならないように最小限にとどめておくとよいでしょう。包みすぎると、かえって危険な部分が分かりにくくなります。

⑨頭から薄葉紙を軽くかぶせます。

⑩敷いておいた薄葉紙を下から上へ向かって包み込みます。この時、衣裳の着付けの型を崩さないように気を付け、しっかりと包まないようにします。なお、人形をひもなどできつくしばらないように気を付けて下さい。

今回は特に古い(江戸、明治、大正、昭和前期)ひな人形の飾り方としまい方について述べました。

次回は、最近のシンプルで手軽なひな人形の飾り方としまい方についてお話しします。

リメイク・リサイズにお持ちになる方のひな人形を拝見していますと、今回のようにここまで丁寧にしまわれている方はまれですし、飾り方やしまい方もいろいろありますのでご安心下さい。

正直、元来ひな人形は手作りで仕上げられているため、普通に丁寧にしまって下さればなんら人形のいたみ、汚れは少ないかと思います。

 ご安心下さって、ご自分のご都合のよいように愛情持って真心で、お人形さんを今年もご苦労様でした、来年もよろしくねとお声かけ下さっておしまい下さるとよいかと思います。

ひな人形のリサイズはコチラ

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