五月人形について

五月人形の名称について

4月半ばに入りコロナも落ち着くどころか、増加の傾向です。

関係者の方々に、お見舞いとご苦労の御礼を申し上げます。

五月人形の5つの甲冑各部名称

本日は、五月人形の名称を図入りでご説明します。

胴丸

鎧の形式の一つで、腰まわりの草摺が5枚以上のものを具足または胴丸と呼びます。

 

大鎧

鎧の形式の一つで、腰まわりの草摺が大きく前後左右の4枚になっているものを大鎧と呼びます。

 

鍍金

金具などに施したメッキのことです。金属を溶かした溶液に部材を漬けて、薄い金属膜を作ります。この作業を本金で行ったものを本金鍍金と呼びます。

 

合せ鉢

兜のヘルメット部分を鉢と呼びます。多くの鉢は1枚の鉄板類をプレスして作られていますが、三角錐状の部材を星といわれるビスではぎ合わせて鉢を作る方法があります。これを「合せ鉢」と呼び、手間がかかるため、主に高級品に使用されます。

 

縅(威 おどし)

甲冑のパーツに緒(紐)を通して組み立てることです。縅には様々な色があり、複数の色でグラデーションをつけることもできます。下方を色濃く、上方を薄くしたものを裾濃と呼び、逆に下方を色薄く、上方を濃くしたものを匂と呼びます。

 

小札(こざね)

甲冑のパーツの一つで、鉄や革でできた小片のことです。この小札を短冊状に貼りあわせ、紐で綴じて甲冑を作ります。塗装の色により、黒小札・金小札などと呼び、また和紙でできたものを和紙小札と呼びます。

 

ご覧下さると、これだけ細かい作業で出来上がっているのとみなさん感心されます。

ご家庭にあるお手元の五月人形、ひな人形をひもといて、ゆっくりご覧になりませんか。

関連記事は以下になります。

五月人形の兜と鎧の飾り方について

五月人形の飾り方についてのお話

 

五月人形の意味合い

子どもを思う気持ちを形にしたのが、五月人形です。

五月人形といえば、健やかな成長を願うとともに、「男の子らしくあれ」という思いがひしひしと伝わってきます。

やまだは五月人形や鯉のぼりの意味合いを大切に守っていきたいと考えています。

脈々と受け継がれてきた日本の伝統は、それそのものに大きな意味があるのです。

端午の節句のお祝いに五月人形と鯉のぼりを飾ることは、「子どもを健やかに育てていこう」という、親から子への決意が込められていると思っています。

お祝いをすることで、子どもが成人するまで、その成長を見守っていこうという気持ちになります。

また五月人形と鯉のぼりを形として子どもに揃えることにも意味があると考えています。

その子が大きくなった時に、物として残っていれば、親の気持ちがそのまま伝わり、そこに大きな価値があると思っています。

時代は変われども、子どもへの思いは変わることがありません。

伝統を守り、作り続けることが私たちの責務であると思っています。

やまだでは、確かな「価値」を生み出す人形店として、常により良い五月人形と鯉のぼりを、作家さんと共に作り続けています。

 

端午の節句の豆知識

端午の節句の豆知識として、現在のように行事として定着したのは江戸時代です。

鎧と兜にお守りの意味があるように、お祝いに欠かせない菖蒲と柏餅にも意味があります。

端午の節句に欠かせない「菖蒲」は、武を重んじる「尚武」と響きが同じであり、さらに薬草として邪気を払う意味もあります。

また、柏の葉は、次の新芽が出るまで落ちないことから、「子孫繫栄」を意味します。

 

本日は、主に五月人形の名称をご説明しました。

お問い合わせ等ありましたら、なんなりとお申し付け下さい。

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