朝夕めっきり涼しくなりましたが、日中はまだ暑い日も続きます。
来期の節句に間に合いますようにと、お問い合わせも多くなってきました。
本日は、お電話やメールのお問い合わせで名称が分からない方もいらっしゃいます。
正式なひな人形の飾り方、ひな人形の持ち物、小道具の名称と持たせ方についてお話しします。
それと、人気の高い人形師のひな人形、五月人形のご紹介やおひなさまの飾る意義についてをします。
写真入りで分かりやすいと私は個人的には思いますが、お問い合わせ等がございましたらお願いします。
親王
三人官女
五人囃子
随身
仕丁
リメイクはホームページからのご注文もありますが、現店舗にご来店下さいまして店内の人形を実際にご覧になって、お考えになる方もいらっしゃいます。
現在、来期のひな人形、五月人形の展示にかかっています。
数ある人形師の中で、毎年人気の高い人形師のひな人形、五月人形をご紹介します。
実際にご覧下さいますと、皆様笑顔になられて、ほっと息をつかれてかわいいねとおっしゃいます。
石川潤平氏、石川佳正氏の人形の匠の技をご堪能下さい。
ひな人形
笹目技法(書き目)
薄墨を重ねて濃淡を付けながら、片目で50本以上(両目で煩悩の数)の筆を入れ、瞳を表現することによって、目には奥行きとやさしさが生まれます。(笹目技法)また、見る角度によっていろいろな表現が楽しめます。(能面技法)
幾重にも優しく規則正しく描かれた慈愛に満ちた眼差し。
まるで過去も未来もそして遠くも近くも一瞬のうちに見透かしているかのようです。まさに動と静の表現。じっと見つめていると心が癒されます。これはきっと幸せになるためにこれから私がすべきことが何かを語りかけているからなのでしょう。
石川潤平・石川佳正作品は、円満で欠けることのない幸せがテーマです。
ふっくらと、ゆとりをもった作風をお顔、手、人形全体に表現しました。
五月人形
おぼこ大将 笹目型
おぼこ大将の中では、ちょっとお兄ちゃん顔に表現した作品です。
ひな人形を飾る意義
ひな人形は、女の子の誕生を祝うとともに、その健やかな成長を祈って飾ります。
古代中国では、月と日に同じ奇数が重なる日を忌み嫌い、その日は邪気を祓う様々な行事を行いました。
その影響を受けた日本では、3月3日に人形(ひとがた)で厄除けの儀式を行うことに発して、やがて子どもたちが人形で遊ぶようになり、その楽しいおまつりを、いつしか「ひなまつり」と呼ぶようになりました。
ひな人形の主役は「お内裏様」と呼ばれ、高貴なご夫婦のお姿をあらわしています。
その気品高いお顔立ちや華麗な衣裳、仲睦まじく並ぶ様子は、長い歴史の中で日本人が理想としてきた夫婦の姿。
そうした「幸せのかたち」を飾って、女の子の輝かしい未来を祝福するのがひなまつりなのです。
本日は、ひな人形の飾り方や持ち物等の名称、飾る意義、人気の高い人形師のお人形のご紹介についてお話ししました。
お問い合わせ等ございましたら、なんなりとお願いします。