各地の人形供養、感謝祭の資料をご覧下さい。
社団法人日本人形協会の「にんぎょう日本」より掲載いたします。
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2022年の各地の人形供養、感謝祭
筑前人形感謝祭 (曩祖八幡宮:福岡県飯塚市)
飯塚市の初夏の風物詩となった第28回感謝祭は、5月8日(日)に行われました。
境内に事前預かりの人形類を開催1週間前から飾り、夜間はライトアップされます。
寄せられた人形類は約1万数千体。
当日は午前11時から祭典を斎行。
神職により清めの祓いを行った後に、お焚き上げを行い焼納します。
人形供養祭 (安倍川親水公園:静岡県静岡市)
第63回となる今年は、5月8日(日)に行われました。
昨年度同様、9時から12時までと開催時間を短縮して行われる予定が、9時前から多くの参加者があったため、早目に受付を開始。
寄せられた人形類は約1万体。
参列者は約550件1500人。
人形供養祭 (鏡川河畔みどりの広場・高知県神社庁:高知県高知市)
第27回の今年は、5月11日(水)に行われました。
寄せられた人形類は約400体以上。
協賛人形会社も参列し、炊き上げの火を入れました。
必要経費以外の供養料は、児童施設等に寄付されます。
「日頃我々の心を慰め、時には形代として身体に罹る罪穢れをかぶってくれる存在である人形たちに、感謝を込めて会員一同一生懸命ご奉仕させて頂きました」と主催者。
人形感謝祭 (高藏寺:千葉県木更津市)
第36回人形感謝祭が5月14日(土)、平野山高藏寺にて厳かに執り行われました。
県内外から寄せられた約3500体の一部が、本堂前の階段に並べられました。
和太鼓奏者の奉納演奏のあと読経がつづき、参列者が順次焼香。
南房総の初夏の風物詩として、根付きつつあります。
人形祭 (大阪天満宮:大阪府大阪市)
今年は5月15日(日)に、第11回人形祭を挙行。
天候にも恵まれ、斎主のもと神事はとどこおりなく執り行われました。
寄せられた人形類は約450件。
年々来場者が増え、今回が開始以来最多の奉納数となりました。
同組合によると「人形祭も10回を超え、大阪天満宮の年間スケジュールのなかで、5月中旬の日曜日開催が固定化できるようになりました。
いちはら人形感謝祭 (龍善院:千葉県市原市)
5月22日(日)に実施。
約3000体の人形が集まりました。
今年も当日の持ち込みよりも、取次店で行っている事前受付に寄せられる人形が多かったです。
「本年度も、感染対策にご協力頂きながらのご参列、ありがとうございました」と主催者。
所沢人形供養祭 (所澤神明社:埼玉県所沢市)
35回目の今年は、6月5日(日)に開催。
関東一円から膨大な数の人形類が収められ、供養されました。
随時納められた人形は人形奉納殿に奉斎し、心を込めて鎮魂します。
また人形殿では月次供養祭を斎行し、人形の御霊を「形代」に遷霊。
「浦安の舞」の奉納も執り行われました。
人形報恩祭 (第六天榊神社:東京都台東区)
第11回となる今年は6月9日(木)に開催されました。
穢れを祓い清める清祓の儀、人形に感謝を捧げる報恩感謝の儀と玉串奉奠、遍霊の儀とつづき、最後に人形の魂をうつしたひとがたをお別れの意を込めて火に投じるお焚き上げの儀が執り行われました。
人形感謝祭 (成願寺:愛媛県松山市)
第41回人形感謝祭は、6月10日(金)に開催されました。
四国支部では同日を「人形感謝の日」と制定し、時期が近づくと加盟店には多くの問い合わせがあり、当日参加できない場合は事前預かりもしています。
当日は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、参列者なしで法要を斎行。
早朝から約25000体の人形類が持ち込まれ、合掌して別れを惜しむ姿もありました。
おわりに
全国でこれだけの人形供養が挙行され、多くの人が参加されました。
今後ご参加される方は、関係各社に直接お問い合わせ、お確かめ下さい。
よろしくお願いします。