ひな人形について

飾り方のワンポイントアドバイスについて

ひな祭りも近づいてまいりますと、去年今年リメイクお受けした方々のご依頼におわれています。

今年も相変わらず3年くらい前からひな人形をお預けになった方が、今年こそとおっしゃってご連絡があります。

 お問い合わせですんなり決まる方と、もうちょっと様子見ますと次年度にまわされる方といろいろです。

毎日せっせと発送できるよう頑張りますのでよろしくお願いします。

 

本日は、飾り方のワンポイントアドバイスについてお話しします。

小道具をつけるとき

小道具は親王、官女、五人囃子、随臣、仕丁と5つの袋に分けて入っています。

 一度に全部袋から出しますと分からなくなります。

 親王から順番に取り付けて下さい。

※小道具は小さく紛失しやすいので、なるべく3月3日ひな祭りの1週間ぐらい前に付けたほうがよいでしょう。

 

小道具が上手に付かない

おひなさまの手は自由に動かすことができます。

 小道具が手に取り付けしにくいときは、お人形の手を左右に回し、取り付けしやすい所まで回して下さい。(木目込雛はできません)

小道具が手に合わないことがあります。

人形の手は軟質樹脂で造られています。

多少指の間隔は広げることができます。(木彫り手の場合はできません)

左右の腕の間隔も自由に調節することができます。

その場合人形の腕を持ち広くしたり狭くしたりして、人形のバランスをとって調節して下さい。(木目込雛はできません)

 

顔が傾いている(衣裳着人形)

おひなさまの顔を自由に動かせます。

傾いている顔の両耳を親指と人差し指でつまみ、左右回しながら差し込みます。(木目込雛はできません)

 

顔が汚れている

おひなさまの顔の汚れは簡単に修理できることがあります。

汚れが付いたらお買い上げのお店へお問い合わせ下さい。

 

ひな道具の由来

ひな道具は貴族の婚礼調度品

江戸時代になってひな祭りが華やかになるに伴い、調度品などがひな道具として並べられるようになりました。

道具は大別して、台所用品と牛車や、籠そして生活用具類の3つに分けられます。

いずれも貴族の婚礼調度品をそっくり取り入れたもので、このような立派な婚礼の調度を娘にも整えてやりたいという親心が込められていたのでしょう。

これらの調度品のひとつひとつは、あくまで実際に使われた道具に即して、どこも省略することなく丁寧に作られています。

その心憎いばかりの精緻さにも心うばわれる見事さがあります。

 

小道具も持ち方

人形の種類によって座官女の小道具が三宝または嶋台があります。

写真と商品が異なる場合があります。

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