人形の行事について

営業再開のご案内と無形文化財等について

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無形文化財について

人形で無形文化財とよばれ、大切に扱われてきた貴重な人形も多くあります。

今回、無形文化財について説明します。

無形文化財とは

演劇、音楽、工芸技術、その他の無形の文化的所産で我が国にとって歴史上または芸術上価値の高いものを「無形文化財」といいます。無形文化財は、人間の「わざ」そのものであり、具体的にはそのわざを体得した個人または個人の集団によって体現されます。

国は、無形文化財のうち重要なものを重要無形文化財に指定し、同時に、これらのわざを高度に体現しているものを保持者または保持団体に認定し、我が国の伝統的なわざの継承を図っています。保持者等の認定には「各個認定」、「総合認定」、「保持団体認定」の3方式がとられています。

重要無形文化財の保持のため、国は、各個認定の保持者(いわゆる「人間国宝」)に対し特別助成金(年額200万円)を交付しているほか、保持団体、地方公共団体等の行う伝承者養成事業、公開事業に対しその経費の一部を助成しています。このほか、国立劇場においては、能楽、文楽、歌舞伎、演芸等の芸能に関して、それぞれの後継者養成のための研修事業等を行っています。

また、重要無形文化財に指定されていないが、我が国の芸能や工芸技術の変遷を知る上で重要であり、記録作成や公開等を行う必要がある無形の文化財について、「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」として選択し、国が自ら記録作成を行ったり、地方公共団体が行う記録作成や公開事業に対して助成を行っています。

伝統工芸士とは

伝統的工芸品は、主要工程が手づくりであり、高度の伝統的技術によるものであるため、その習得には長い年月が必要となります。また、生活様式の変化に伴い、伝統的工芸品の需要が低迷していることなどにより後継者の確保育成が難しく、業界全体の大きな課題となっています。

この課題に対処するため、(財)伝統的工芸品産業振興協会では「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」第24条第8号の規定により本事業を実施し、試験に合格した方に「伝統工芸士」の称号を贈り、その社会的地位を高めることにより、伝統的工芸品産業の振興を図っています。

日本では、「日本の節句文化を継承する会」があり日夜会員の方は活躍しています。

そもそも節句(節供)とは

節句とは、奈良時代に中国から伝わった暦の上での風習が日本の風土、暮らしに合わせて取り入れられたもので、季節の節目に無病息災、豊作、子孫繫栄などを願い、お供え物をしたり、邪気を払う日本の季節行事として根を下ろしました。

江戸時代に幕府が公式に五節句として祝日と定め、民衆に広まってゆく間で形を変え、今のような形になったと考えられます。

節句には、その季節に合ったものを神様に供え、それを家族や地域の人々で分かちあいます。

祈りを共にすることで人々の絆を深める行事であり、日常の雑事を忘れて身体を休め、日頃あまり口にできない滋養のあるものを食べて鋭気を養う貴重な機会でもあります。

ユネスコ無形文化遺産登録に向けて

ユネスコ無形文化遺産登録とは、ユネスコの「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に記載されることですが、代表一覧表へ提案の決定は文化庁の無形文化遺産部会で行われます。

この会は、現在、有識者を中心に12名で構成されていますが、代表一覧表への提案については、すでに登録されている「重要無形文化財」、「重要無形民俗文化財」及び「選定保存技術」のそれぞれから指定の時期、地域バランス、その他を考慮し、順次提案してゆくとの方向が決定されています。

また、登録に当たっては、通常、法令によって伝承・継承・保護措置が取られていることが前提になりますが、「和食」いついては東日本大震災からの復興のために、国策として農林水産省が積極的な働きかけを行い、文化財保護法の適用されない社会的風習として例外的に提案されたものです。

その後は前記の方向に沿って、提案数が制限されたために、毎年グループ化して順次提案されています。

現在までのユネスコ無形文化遺産には、下記のような文化遺産があります。

1)能楽

2)人形浄瑠璃文楽(にんぎょうじょうるりぶんらく)

3)歌舞伎

4)雅楽

5)小千谷縮・越後上布(おぢやちぢみ・えちごじょうふ)・・・新潟県

6)甑島のトシドン(こしきじまのとしどん)・・・鹿児島県

7)奥能登のあえのこと(おくのとのあえのこと)・・・石川県

8)早池峰神楽(はやちねかぐら)・・・岩手県

9)秋保の田植踊(あきうのたうえおどり)・・・宮城県

10)チャッキラコ・・・神奈川県

11)大日堂舞楽(だいにちどうぶがく)・・・秋田県

12)題木立(だいもくたて)・・・奈良県

13)アイヌ古式舞踊(あいぬこしきぶよう)・・・北海道

14)組踊(くみおどり)・・・沖縄県

15)結城紬(ゆうきつむぎ)・・・茨城県、栃木県

16)壬生の花田植(みぶのはなたうえ)・・・広島県

17)佐陀親王(さだしんのう)・・・島根県

18)那智の田楽(なちのでんがく)・・・和歌山県

19)〈和食〉日本人の伝統的な食文化

20)〈和紙〉日本の手漉和紙技術

21)山・鉾・屋台行事(やま・ほこ・やたいぎょうじ)

22)来訪神 仮面・仮装の神々(らいほうしん かめん・かそうのかみがみ)

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