リメイク事例

リメイク・リサイズの特殊例について「五月人形とひな人形の合体」「五月人形をケースに」

 本日は、リメイク・リサイズの特殊例(そうででもないですが)についてお話しします。

 あっこんなリメイク・リサイズ例もあるのかと、ご参考にして下さい。

 

 まず、7段15人から親王2人、親王官女5人に変更なさいます。

 それでも2人か5人に迷われて、じゃあこの際5人にして忙しい年は2人の親王だけ飾ります。

 そうかといって、最初から2人のみと決めていらっしゃる方はには、最初から2人用のケースもしくは収納箱、台、屏風をおすすめします。

 お手持ちのこの台だけ、屏風だけは愛着があってとおっしゃる方には、できるだけ残るようにご使用になるように努力します。

 

 いろんな例がありまして、ご自分の屏風台やご使用になる場合、大きかったら傷があったりよごれがある場合は、修理可能な場合は修理、修正します。

 きれいなままでしたら、ご了解のもとお話し合いで、屏風、台はスペースに合わせてカットします。

 カットしておしかったねとおっしゃる方はいらっしゃいません。

 良かったとおっしゃって、これから心置きなく毎年飾れるとお喜びになります。

 小さくするためのリメイク・リサイズですから、お客様も前もって意識して考えられます。

 大きくなるためのリメイク・リサイズのお問い合わせは、現在のところございません。

五月人形とひな人形を合体リサイズ

 先日の例では、五月人形とひな人形の二つを一つの台、一つの収納箱に合体した例があります。

 五月人形は

でひな人形は

でした。

 それを一つの収納箱にしました。

 お手持ちの五月人形の鎧も兜にされて、この収納箱にのせました。

 屏風は以前の金屛風を1枚だけ飾られました。

 重くて大変だったご様子でした。

 思いスチール段を組み立てて、その上にもうせんをしかれるのは手間でしたとおっしゃっていました。

 飾りは、台の上にもうせんをしかれて、それがスタートでそれからが道具、人形を飾り、数時間かかったといわれます。

 当時は、それがみなさんのお仕事で当然だと思っていましたとおっしゃっていました。

 現在は、ひな人形、五月人形の販売用のパンフレットやカタログを見ると、ケースや収納箱等のシンプルで手軽に飾られるのが多い様です。

 もちろん、ご家庭によっては7段15人のひな人形を飾られる方もいらっしゃいます。

 やまだの店舗にご来店の方は、ひな人形7段15人を飾るのが夢だったとおっしゃって、現在7段15人をお買い上げにみえる方もいらっしゃいます。

 そのために、人形メーカーや人形製造元でも7段15人の7段台を趣向をこらして製造しています。

 7段台もスチールでなく木製の黒台や木目調の7段もあります。

 そのように、5段台や3段台も作成されています。

 やはり7段15人を新たに木製の段に飾られてほっとしたとおっしゃる方もいらっしゃいます。

 7段15人をケースに15人全員飾られた人もいらっしゃいます。

 そのケースには、人形を飾ったまま一年中飾っておくとおっしゃった方もいらっしゃいます。

 ケースが大きくなったので、そのケースは床の間にそのまま置かれて、1月~3月はひな人形を飾られて、平月はご家庭でお持ちの伝統工芸品やお土産品などをケースに飾られてご覧になられる方もいらっしゃいます。

 ひな人形はしまわれて、普段このケースを利用されています。

五月人形をコンパクトなケースにリサイズ

 最近ありましたのは、五月人形の鎧の件です。

 35年前にお父さまがお買い上げになった、1mあります鎧をなんとかコンパクトなケースにとおっしゃって、上の兜のみまたは鎧の黒櫃のケース(黒い箱)をとられて、兜と胴体のみをケースにいれられた方もいらっしゃいました。

 この黒い箱は、鎧が収納できますのでかなり大きいものです。

 この黒い箱をなくしますと、幅ももちろん高さも低くなります。

 高さが低くなった分、小さくなったケースに飾られます。

 お持ちの五月人形はできるだけそのままで、ケースに飾られました。

 ご家庭にみえるお客様の評判がよいので、今まで和室に置いてかれましたのを、お客様がよくみえるリビングに五月人形を引っ越しされたそうです。

 ご自分でもよくみれるし、お客様が感心してご覧になっているそうです。

 押入れやクローゼットに眠っていた五月人形をケースに飾られて、お友達にみせられてよかったとおっしゃっていました。

 この例をご説明しましたら、桐でこしらえたケースを作成しました。

 確かに四方が桐で前面がガラスですと、元来鎧が見事でしたが、ケースに飾られるとその鎧がなお風格があるようになりました。

 

さいごに

 リメイク・リサイズをお受けして、今までに形は違っても同じお人形や道具にお会いしたことはありません。

 それだけ種類が多くて、無限にあるのかなと思います。

 ぜひお問い合わせ下さい。

 最後になりましたが、一日も早いコロナ感染拡大が終息しますように祈り上げます。

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