リサイズ・リメイク

リメイク・リサイズの昨今とQ&A

ひな人形のリメイク

9月6日に福井で震度5の地震がありました。

朝9時頃に少し揺れがありました。

お昼前後から人形店の同業者さんや問屋さん、人形・道具の製造メーカーさんからお見舞いのメールやお電話をいただきありがとうございました。

リメイク・リサイズをされた全国のお客様や、現在リメイク・リサイズの進行中の方からも、暖かいお言葉を下さいましてありがとうございました。御礼申し上げます。

福井でも大野の方では被害無く、お気遣い下さいましてありがとうございました。

 

リメイク・リサイズの昨今例について

先日、最近のひな人形、五月人形の飾り方等、特に今年、去年くらいからのひな人形、五月人形の飾り方の例を写真入りで申しましたところ、ご好評でお問い合わせをいただいています。

確かに、ひな人形、五月人形は日本古来の伝統文化の飾り方、設置の仕方等も江戸時代の頃から、およその決まりがございました。

最近は、ご家庭の住宅事情やスペースの関係で、コンパクトになさる方も増えてきました。

10人から15人あったひな人形をコンパクトになさるなら、どうしてもお人形や道具を少なくします。

そうかといって、ご自分の思い入れのあるお道具やお人形を残されます。

その中で、どうやって飾るか、みんな残すだけ残して、来年、その後もどうやって飾るか、飾り方のバリエーションを毎年変えてご自分で楽しまれるかにかかります。

時期をみて、イラストや写真等を提示して、最近のひな人形、五月人形の飾り方のご提案を特集してご紹介しますので、今しばらくお待ち下さい。

ご意見等がございましたら、なんなりとおっしゃって下さい。

できるだけお答えできるよう努力します。

 

いつも市場に出ていますひな人形の資料は、できるだけ読ませていただいています。

本日は、その中で新たな分かりやすいQ&Aを見つけましたので、ご紹介します。

以前と重複する点もあろうかと思いますが、ご参考になろうかと思います。

一度ご覧下さい。

 

飾り方に「決まり」はあるの?

最初のお雛さまは男女一対の素朴なものでした。時代を経て飾って楽しむことが主流になると、雛人形はだんだんに豪華になり、京都からは三人官女が生まれ、江戸からは五人囃子が生まれるなど仲間が増えていきます。そして雛道具も加わって、豪華な雛飾りへと発展していきました

平飾りからはじまったお雛さまも、2段、3段と段が増え、江戸後期には今の形の5段、7段飾りも登場。そして、たくさんの人形を飾るために「仕様書」ができ、「雛段」もセットになり、飾り方の基本の決まりができました。

本来の雛まつりは、自由に楽しく飾るもの。昔は、家中の人形や、お母さまやお祖母さまのお雛さまも一緒に飾り、飾る場所や人形の数によって様々に飾りました。ですから段雛セットにこだわらず、お部屋のスペースに合わせて自由に飾られるといかがでしょうか。おすすめします

仕丁の顔が「ヘン」なのは何故?

-7段で座ってみると、ちょうど目の高さにあたる人形のためよく受ける質問です。一番下段の「仕丁」は雑役係ですが、この顔が「ヘン?」と思われた方も多いことでしょう。実は「泣き上戸・怒り上戸・笑い上戸」なのです。

巧みな人形師のものは、「泣き・怒り・笑い顔」と分かるのですが、そう見えないと「ただのヘンな顔」。顔の表情をつくるには技術が必要ですから、「泣・怒・笑」ではなく、「ただすまして座っている」タイプのものもあります。

段飾りとは、宮中のお花見の様子を再現したものです。三人官女が酒を注ぎ、五人囃子が演奏し、下々の「仕丁」にまで酒をふるまいました。下々の「仕丁」は、ここぞとばかりにたっぷり呑んで、酔っぱらってしまった、というストーリーになっています。

右大臣、左大臣の名前は?

-「右大臣・左大臣」ともいいますが、正解は「随臣」。お雛さまの警護官です。

3月3日過ぎたらしまわないと、婚期が遅れるの?

-これは「終わったものは出しっぱなしにせず、すぐしまわないと、嫁に行けない」という昔の人の戒めで、まったくの迷信です。

いずれにしても、季節の節目に祭事を行い、「祈り」や「願い」を託した日本人の心が、五節供にはあります

そして今は「節句」とも書きますが、昔は「節供」と書きました。神様に供物をお供えし、人と共に祝ったから「供」なのでした。

 

リメイク例

最近、7段15人を3段5人にリメイクされた方で、3段目の道具はおかご、重箱、牛車でしたが、道具が大きいためのせることができませんでした。

それで、3段目に嫁入り道具をのせました。

ご参考までに、その際のお写真ものせます。

 

ひな人形について知ることで、楽しい発見等があったりして飾る時に楽しみながら飾れてお祝いできるかなと思います。

人形のやまだはコチラ

-リサイズ・リメイク

© 2024 福井県の老舗人形屋、山田のブログ