リサイズ・リメイク

リメイク・リサイズの完成までの経過について

「リメイク・リサイズの完成までの経過について」

 リメイク・リサイズでご来店の方はお一人で、ひな人形お持ちの方もいらっしゃいます。

 ご家族で親子二代、親子三代、最近は親子四代でお見えになる方もいらっしゃいます。

 親子四代とは、お分かりかと思いますがひいおばあさま、おばあさま、お母さま、お子様の四代です。

 お子様は、最近ここ近年にお生まれです。

 年代でいうと、5才前後、30才前後、50~60才前後、70~80才前後の四人になります。

 昔などは考えられなかったことです。

 親子四代でご来店下さってひな人形をリメイク・リサイズされるとは、なんて素晴らしいことだと思います。

 やまだの店舗は三階建てですが、人用のエレベーターはないのですが階段を登られて、ひな人形をご覧になります。

 四代目の方がまだお小さいとご意見はありません。

 四代目の方が幼稚園児くらいだと、「ピンク色がいい」とか「3段くらいがいい」とかいろんな意見をおっしゃいます。

 黙ってお聞きになっていらしたひいおばあさまも、私はこんなのがいいとおっしゃいます。

 二代目、三代目の方は、お家で今まで考えてらした思いをおっしゃいます。

 ご家庭である程度描いてもらいましたリメイク・リサイズの姿も、やまだの店内で実際に昨今のひな人形をご覧下さいますと、変わられる方もいらっしゃいます。

 今時はこんなのですかと感心されて、そんなふうに変えてみようかとおっしゃる方もいらっしゃいます。

 なかなかご自分(ご家庭)で思われていた理想(夢)より変わられる方もいらっしゃいます。

 以前は屏風は金屛風が主流でしたが、今は黒、ブラウン、ししゅう入り金彩の模様入り二つ折れ屏風、二枚屏風、黒枠入り屏風、山なり屏風などいろいろです。

 お人形の背面に置き換えると雰囲気ががらりと変わって迷われます。

 ぼんぼりも以前は黒に花模様入りのコード付きぼんぼりでした。

 今はコードレス(コードが無い)のLEDの電池のぼんぼりです。

 コードが無いために、手軽に飾れます。

 お人形の後ろ、前、お好きなところに飾れます。

 ぼんぼりのほやの形もいろいろです。

 丸型、なつめ型などいろいろです。

 ぼんぼりにも紋を描いてとおっしゃる方もいらっしゃいますし、和紙のよさを生かして無地の地模様入りの白地のぼんぼりを飾る方もいらっしゃいます。

 お花は以前は桜花が普通でしたが、現在は紅梅白梅、アレンジメントフラワー、ちりめん細工のお花等いろいろあります。

 もちろん全体のバランスからも考えられますが、個々に一つ一つ迷われるとみなさんお考えになります。

 それでは、そんなことでその日に決めるのとおっしゃる方と、その日は写真を写されてお家でお考えになる方もいらっしゃいます。

 そうかといって4人でいっときにお揃いになるのは、なかなか機会が無いからとその日にお決めになる方もいらっしゃいます。

 おおまかにはみなさんでお決めになられて、細かいことやどうしてもお決めになれないことは、後日お決めになるということでお帰りになる方もいらっしゃいます。

 ひな人形を7段から3段、1段、収納箱、ケースになさるかだけを決められて、お帰りになる方もいらっしゃいます。

 それを決められると、あとは三代目のお母様と四代目のお嬢様で二人でゆっくり考えなさいねとおっしゃる方もいらっしゃいます。

 以前は殿、姫の前には三宝、ひしもち、丸もちと決まっていました。

 現在はお餅の代わりに、ひなのおひがしセット、たいつきの御膳セット、貝合わせ、百人一首のかるた等変わってきました。

 このままで(元のままで)いいよとおっしゃる方もいらっしゃれば、この機会にチェンジして新しい今風の雰囲気に帰られる方もいらっしゃいます。

 このままでいいよとおっしゃる方は、今までのお人形、道具に目が慣れていますし、愛着があるからこれでいいですよとみなさんおっしゃいます。

 本来それがひな人形の飾り方になっているので、それはそれで至極自然なことだと思います。

 時代が変わっても、今後何年何十年たっても殿、姫の前に、例えばアイスクリームやハンバーガーが飾られるわけではないので、正式なお飾りになるのがよろしいかと思います。

 よくみなさまにどう思われますかとご意見を求められますが、そのお家のおひなさまと道具ですので、ご自分でご家族で納得されて飾られるのが一番適切だと思います。

 ご自分でよくお考えになり決められると、今後おひなさまをより一層大切に飾られると思います。

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