いつもつたないブログをご覧下さいましてありがとうございます。
御礼申し上げます。
いつも読んでますよとリメイク・リサイズにお見えになった方がおっしゃられますと、かえって恐縮しましてただただ痛み入ります。
ありがとうございます。
リメイク・リサイズのご質問
二月に入り節句も近づきますと、質問で多い1つに「新しいひな人形を買うのとリメイク・リサイズされるのとどちらが安くなりますか」とおっしゃいます。
現実的でお聞きすると、失礼ながらちょっとおかしくなります。
みんなスタッフでどうご説明しようかしらと話し合います。
ご質問も単刀直入であっさりおっしゃるので、こんな質問もアリかなと思います。
今日は、そのことについてお話しします。
どうご説明したらと思います。
リメイク・リサイズの過程
まず価格でご質問だから価格でお答えしなくてはと思います。
リメイク・リサイズでお見積りをお聞きしてから作業に入ります。
お客様によっては、「私は予算はこれだけです。これ以上出しません」と最初からおっしゃる方もいらっしゃいます。
そうかといって、作業を進めていくとひな台でもケースでも収納箱でも、お客様のひな人形を飾ってみます。
その画像を何枚かお送りすると、お客様にもお好みがあって、ご家族やご親族のご意見をお聞きすると、いろいろな条件がでてきます。
例えば、台や屏風ならもっと明るいパステル調はないの、祖父母様がご覧になると家のお雛様は格式のあるお人形だから台は本金で屏風は金沢箔の屏風等とおっしゃると、現在では高価になります。
そうかといって、そのままご自分のをできうる限りご利用になさる方もいらっしゃいます。
私共は一緒になって、できるだけそちらをおすすめします。
お人形、道具は、一過性の流行商品とは違うと思います。
数十年前に吟味されてお話し合いになって、ご家族やご親戚や周囲の方が揃えられたと思います。
もちろんいたみや変色、やぶれ等の見るに忍びない場合は、修理・修正されるか新調をおすすめします。
例えば、当時お買い上げ数十万円だったお人形、道具が修理・修正が数千円ですむのもあれば、かつての見事なお人形や道具の修理が数万円かかることもあります。
最近、祖母様がお誕生祝いにお買い上げの人形を今一度お飾りにとおっしゃって、木箱からだされてお顔のよごれやお衣装の変色を元の通りは無理でも、それに近い形にとのご希望でした。
日数は半年ほどかかりまして、およそ費用はお一人1万円で15人で15万円かかりました。
お客様のご了解のもと、お見積りを提出してご納得下さいましたので作業に入りました。
ご覧下さいまして、たいそう喜ばれました。
数年前に江戸時代の享保ひなの修理をお受けしまして、殿、姫を1年余かかり1体15万円で計お2人で30万円かかりました。
私共には気の遠くなるような数字ですが、お客様がこれから数十年、百年飾れますとお喜びになられ、私共スタッフ一同お預かりしてから完成されて、お返しするまでの間ハラハラドキドキでほっとしたのを覚えています。
日本の全国にある美術館や博物館の文化財の修理・修正となんら変わりないと思った次第です。
実際に、百貨店や人形専門店には新しいお人形がお手頃に販売されていますが、このような例もありますとのことです。
ひな人形のお祭り
ひな人形等は、リメイク・リサイズ、修正されてお飾りになられる方もいらっしゃいます。
それでも、お嬢様がお誕生になるとお祝いにお買い上げになられて、新しいお雛様と以前のお母様のお雛様も隣に並べてお祝いになられます。
先祖代々のお雛様を並べて、ひなの節句のお祝いのぜんにつかれます。
お嬢様のお誕生をお祝いして、晴れやかな宴のぜんになります。
日本の伝統文化の四季の行事の一つだなと思います。
終わりに
今一度、ご自分のご家庭のひな人形を飾られて、ゆっくりご覧になりませんか。
ほのぼのとした、暖かいゆったりしたお気持ちになられると思います。