暑い日が続きますが、なにぶん時がたてば涼しい秋風が吹いてくると、毎日リメイク・リサイズの人形の作業につとめています。
水害や天災にあわれた方に御見舞い申し上げます。
ご自愛下さいましてお過ごし下さい。
一日も早いご回復を祈り上げます。
リメイク・リサイズさめられるまで
リメイク・リサイズのお問い合わせ、ご依頼御礼申し上げます。
よく考えますと、リメイク・リサイズの決断にいたるまではかなり迷われると思います。
人形を送ってみてどうなるかしらと、かなりご心配されると思います。
何十年も大切に飾られた、または収納されていた人形、道具をだしてしまわれることに、迷いや不安はあると思います。
リメイク・リサイズのはじまり
ご来店、またはお送り下さると、お人形をお預かりして雨や湿気のない開封いたしまして、確認いたします。
送られた方やお持ち込みの方でも、何年も長い方では何十年も開けていないとおっしゃる方もいらっしゃいます。
「お任せします」とおっしゃる方と、「どうなるかしら心配だわ、リメイク・リサイズできるかしら」とおっしゃる方もいらっしゃいます。
リメイク・リサイズの進み具合
どのようになさるかまずご希望をお聞きしてから、仕事に入ります。
何事も段取りと申しましても、お人形、道具をお持ちの方のご主旨にそって仕事に入ります。
仕事に入ってわりとスムーズに短期間でお決めになられる方と、長いお方で2年~3年の方もいらっしゃいます。
なんでそんなに時間がかかるのとおっしゃる方には、ご説明させていただきます。
外的には、お人形や道具の修理、修正等、お好みのケースや三段台や収納箱を発注して時間をいただくことがあります。
思うように進まない時はちょっとお時間をいただいて、オリジナルのケースや二段や三段、収納箱等をオリジナルで製作します。
何十年も大切に保管されていて、それを現在から数十年飾られるとなると、いろんなご意見、お好みなどの条件があります。
それにお答えするよう、一つ一つご質問、お問い合わせをお聞きして、できるだけかないますように努力します。
何度も画像のやり取りやメールを交換して、話し合いを重ねます。
中断するのは、画像をご覧になって考えられるからです。
まず、お人形の数をどれくらいになさるかそのままになさるか等、七段の方は二段か三段になさるか、段でなくて収納箱やガラスケースになさるかで迷われます。
飾る場所
飾られる場所をどこにされるか(以前のように和室の床の間は少なくなって、リビングや玄関に飾られる方も多くなってきました)、いろんな方がいらしてそんなにかわいいなら通年年中飾られる方もいらっしゃるようになりました。
季節感が無くても、ご自分がお好きだから飾られるとおっしゃる方もいらっしゃいます。
こんな美しいのは、お友達に披露したいのとおっしゃる方もいらっしゃいます。
ご自分のお宝、先祖代々伝わる逸品をみんなでめでたいのとおっしゃいます。
確かに箱に入れてしまわれていては、日の目もみえないしお人形、道具も一人でも多くの人にご覧いただいて、感嘆の声をあげられるとお人形冥利、道具冥利につきると思います。
そのお人形の送られた方が、御祖父様、御祖母様、お父様、お母様の贈り物だとなお嬉しさ、感謝のお気持ちがあります。
簡単に、お母様に20年前、30年前にお祝いに贈られたとなると、それもまた特別です。
お友達とお話しされて、それではとお友達が私も家に帰って人形を飾ってみようかしらと話がはずみます。
これはひな人形のみならず、五月人形、市松人形、日本人形にも当てはまることです。
思い出深い人形だから言えることです。
例えば、日常使いのお道具などはそうではないと思います。
文化財で愛のある人形だから言えることかもしれません。
やまだがお人形をお預かりしてからが、お客様とのお付き合いのはじまりの第一歩です。
同時に、お人形のリメイク・リサイズが完了してからお送りします。
と同時に、これからのお人形を通じての長いお付き合いのはじまりかなとも思います。
はじめがありおわりがあって、いずれもできる限りご意見をお聞きして、リメイク・リサイズにと考えています。
よろしくお願いします。