6月も終わりを迎え、今年は福井も雨が少なくて快適です。
ただコロナ感染者は連日20人を超え、県は警報にかえ対策にあたっています。
皆様も個々に充分に対応なさってはいらっしゃると思いますが、くれぐれもご自愛下さい。
リメイク・リサイズでよくご質問を受ける10個の例
リメイク・リサイズでよくご質問を受ける10個の例をご紹介します。
①まずご予算の関係でいくらくらいになりますか
②完成までに日数はどれくらいかかりますか
③大きさはどれくらいコンパクトになりますか
④残ったお人形、道具はこの後どうなりますか
⑤古いお人形ですが、リメイク・リサイズ、修理はできますか
⑥お人形のお顔のよごれ、道具のいたみ(例えばぼんぼりのライトの割れ、屏風のいたみ、やぶれ)、桜花の変色、桜の花のいたみ、花の枝の折れは修理できますか
⑦お人形の手指のよごれ、衣裳のよごれは元通りになりますか
⑧道具のもちてのかけはなおりますか(残りの部分があれば接着します。無ければパテで可能な時もあれば無理な時もあります)
⑨最近は少なくなりましたが、お人形のお顔や衣裳がねずみや虫の被害を受けている場合もあります。
⑩お人形の持ち物、小道具(扇、刀)、五人囃子の笛や太鼓のバチだけ紛失したので別にありますか
思いつくままにおよそあげてもこれくらいあります。
細かくなるとまだまだあります。
それぞれに個々に対応させていただきます。
ぼんぼりについて
ひとつ細かくぼんぼりについてのべます。
何事でもそうでしょうが、お人柄の性格で対応がいろいろになります。
例えばここにぼんぼりがあります、やぶれてはいないけれど絵柄の部分が白地のところがやや黄ばんできました、まずこの件で申します。
①以前はコード付きでコードがついていますので、あっさりまるごと新調なさる方がいらっしゃいます。
コンパクトでコードレスで電池でLEDのライトで、以前よりちょっと短めで丸型からほんのりなつめ型、または素材が和紙タイプのキャンドルタイプのぼんぼりになさる方もいらっしゃいます。
②このまま少しの黄ばみは我が家の歴史が感じられていて、これでよいとおっしゃってこのままご使用になられます。
③このままご使用でもライトをはずして、コードをこの際カットしてとおっしゃる方もいらっしゃいます。
④以前のぼんぼりをお使いになって、黄ばみの所を金色もしくはピンク色の花火をあらたにかいてとおっしゃる方もいらっしゃいます。
もちろんお客様と話し合って、その旨を職人さんにこんなふうにと伝えます。
何度か話し合って、桜の花びら、梅の花びら、桃の花びらを点々とちらします。
そうかといって、数十年のぼんぼりにちらすわけですので、なかなか安易にはできません。
ぼんぼりのやぶれは以前は職人さんがみえたのですが、現在は職人さんがお年を召されてもうかけませんとおっしゃいます。
以前はほや(火袋)ごと変えたこともありますが、今はできない状態です。
昨今の事情を申し上げました。
なぜこのようなことを申しますかというと、それぞれにお悩みがあって、困った困った、私のはリメイク・リサイズが無理だと思われることがあり諦めていらっしゃることが多く、私共では残念なことが多々あるからです。
ご自分で、古いからとか丁寧にしまってないからとか、保存、収納が悪かったからとおっしゃる方がいらっしゃるので、今日あえて申し上げました。
リメイク・リサイズは可能です。
そんなに難しくお考えにならずにお気軽にご相談下さい。
もちろん、明治時代のひな人形をお持ち下さって以前と同じように寸分違わずに元通りにとおっしゃると、無理ですと申し上げることもあります。
江戸時代」のひな人形の修理をお受けして、日数、費用、なんら糸目をつけないで修正しました時は、お客様にも喜ばれ感謝の言葉をいただきましたが、それはお預かりしている期間中ハラハラドキドキでした。
修理のご依頼をお受けした時は緊張しましたが、完成の時はスタッフ一同ほっと胸をなでおろしたことでした。
お人形の大きさについて
リメイク・リサイズで最も重要視されるのは大きさです。
お人形の大きさの比較についてのべます。
本日は、リメイク・リサイズを迷われていらっしゃる方々に、一度お考え下さい、一歩踏み出して下さると案外スムーズにまいりますと申し上げます。
お考えが決まったら、はじめの一歩でぜひお問い合わせ下さい。
予算ありきですから、ご検討下さってもう他に方法は無いのとおっしゃる方も多々いらっしゃいます。
それでまた他のご提案等もさせていただきます。
ご自分のお宝を今一度ご覧下さってお問い合わせ下さい。