リサイズ・リメイク

リメイク・リサイズするにあたっての気持ちについて

リメイク・リサイズをはじめて、営業もさることながら、喜んでくださる方がいらっしゃるのでまた頑張ろう、今度はどうリメイク・リサイズしようかな、どうしたらシンプルにコンパクトにと考えています。

人形ばかりにこだわっていると、どうしても制限を受けますので、全体に良い意味でのコーディネートを考えます。

基本は殿、姫を中心に考え、周囲をどのように飾るか、殿、姫をいかに引き立てるか、三人官女や五人囃子といっしょに飾って、バランスよくいかに華やかに、格調高く飾られるかによって、お人形個々のよさを引き立てるようにします。

その日に飾っておしまいと思いますが、翌日や日をあけて新たに人形をみると、人形がとてもいきいきとして笑っているようにみえて、こんな雰囲気の方が、このお人形はいきるんじゃないかと考えます。

お客様と画像を通して話し合いを重ねながら思ったように完成すると、リメイク・リサイズをやってよかったねとお客様がお喜びになります。

以前のようにひな人形は7段15人、ケース等のように決まった形式が多く、それはそれなりに美しいのですが、お人形の個性にあったもうひとつ踏み込んだ、お人形の個性をいかした飾り方ができるように考えながら、迷いながら道具について考えます。

道具は新調するのは安易できれいになります。

やまだは、できるだけお手持ちの道具を用いてこれを飾るようにします。

この人形、道具は数十年前、ご家族の方が思いがあってお買い上げになったかと思うと、頭が下がります。

ゆめゆめ新しい道具を買って、リメイク・リサイズの完成とは寂しいと思います。

 このような趣旨をお汲み取り下さる方々に、リメイク・リサイズをおすすめします。

 そんなお話しをしていますと、お顔のよごれやお人形の衣装のよごれはこのままでとおっしゃる方もいらっしゃいます。

それはそれで、けっこうなことだと思います。

もちろん、カビやしみがでてこれ以上広がる、他にもうつるとなると、この際その部分はきれいに修正します。

修正できなければ、考えてその部分だけ新調することもあります。

これだけ道具の価格がひとつひとつ高くなりますと、以前のお持ちのお品を大切にされることをおすすめします。

なかには、この際思い切ってとおっしゃる方もいらっしゃいます。

そういうふうにひとつひとつ考えながら進めていますと、早くても1ヶ月~、ごゆっくり考えられると2、3年もありかなと思います。

それでも思いついたら吉日、リメイク・リサイズと思われる方は、よろしくお願いします。

 

リメイク・リサイズの完成で、みんなで考えてこれは良かったね、会心の作だねと思うことが多々あります。

その成功例を公表したいのですが、お客様の個人情報のため公表できません。

さりげなく、そのような例を写真でお知らせします。

よろしくお願いします。

 

ご質問等ございましたら、なんなりとお願いします。

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