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イベントの御礼
第10回越前おおの春を彩るひな祭りは好評につき、毎日雪も無いこともあって大勢の方をお迎えしています。
朝10時から夕方5時の開催時間の間に、北は北海道から南は福岡の方まで、個人やバスツアーでお見えになります。ありがとうございます。
毎年増加の一途をたどり、主催者としては嬉しい限りです。
メインは20段のひなに、多くの家庭から寄せられたひな人形が入場者の方々を笑顔でお迎えします。
先日たまたま会場にいましたら、小学生くらいのお子様がお友達と
「こんなにおひなさまがあってきれいね、夜になって暗くなるとこのおひなさまたち、笛や太鼓の音楽でみんな踊りだすのね、楽しそうだね」
とおっしゃっていました。
私も思わず笑顔になって、そうか、子供さんてこんな発想するのかと思って、ひな人形を集めて並べ、飾ったかいがあったなと思いました。
入場者の方は女性が多いかと思いきや、男性もかなり多いです。
半分とはいかないまでも、男性の仕事仲間のグループや、家庭にお嬢様がいなくておひなさまを間近で見たことがない人などが、珍しいといってみえます。
福井県はもちろん大野市は昔から雪の多いところで、日本全国晴れの天気図でもお電話があり雪はありませんかと言われるくらいです。
今年の暖冬で雪が少ないことで、県内外から、遠方からもみえます。
日本全国のひなめぐりを毎年一つずつ見学に歩かれる、老夫婦のお方や、女性グループも多くなりました。
他の地方では、市をあげて、県をあげてのイベントとして定着してきているので、大野でもできるだけ大野にしかないもの、大野でしかできないものを探して、ひな人形を展示しています。
ひな人形の数で勝負される方もいらっしゃれば、京都国立博物館や東京国立博物館のように、ひな人形の逸品、名品の数々をガラスケースにおさめて展示されるところもあります。
越前大野では、ひな人形の数も多いながらも、他のメインとして江戸時代の享保びなや明治、大正のひな人形がガラスケースにおさめることなく近くで間近に見られます。
もちろんそのようなひな人形は、大野市内の旧家さんから大切にお預かりして、持ち主さんの善意でもって、お貸しいただいています。
普通のご家庭ではとてもご覧になれないような、ひなの名品の数をご堪能下さい。
平成大野屋は越前大野城の眼下にあり、時計台の駐車場車を止められ、平蔵をご見学下さい。
平成大野屋の平蔵では、京都の名匠作家の丸平の大木平蔵作のひな人形が展示されています。
大木平蔵の作家のひな人形は、代々収め先は宮家、大名、華族、地方の旧家、名士が競って求めたひな人形で、平蔵のひな人形を飾ることが女性たちの夢でもありました。
大野市内の有形文化遺産の施設の平蔵で、大木平蔵のひな人形を大野市内在住の方からお借りしてきて飾ることは長年の夢でして、7年前から旧家さんのご好意でお借りできて飾れることはとても嬉しいですし、感謝の念にたえません。
3月22日まで開催していますので、ぜひ皆様お誘い合わせの上ご覧下さい。
リメイク・リサイズの納期について
この時期になりますと、毎日のお問い合わせで決まって聞かれるのは、今年のひなまつりに間に合いますかとおっしゃるご質問です。
以前にも申しましたように、お人形の修正が無ければ間に合います。
あと、規格外のケースや段の作成はギリギリ間に合います。
3月3日がひなまつりといえども、やはり2月29日までには納品をと考えています。お問い合わせ下さればお答えします。
たまに慎重な方がいらして、間に合いますかとお電話やメールがありまして、「はい」とお返事しますと「それでは」といって、今日は送れないから明日送ります、今日明日は用事があって送れないから明後日と毎日ひな人形が届くまでとご連絡される方もいらっしゃいます。
正直、ひな人形が着きましたら判断して今年に無理ならば無理と申し上げます。
中には、いいですいいです、今年はいいから来年までとおっしゃって、送ってみえますと、かえって恐縮します。
できるだけ迅速をモットーにいたします。
なにぶん、ひな人形が届くと梱包をといて、ひな人形を一つ一つ飾って様子を見ることに時間がかかることはご了承下さい。
それでもお気軽にお問い合わせ下さい。
よろしくお願いします。