先週(9月8日付)ではひな人形の大切なお話しで、
①ひな人形を飾る意義
②ひな人形は一人に一つが基本
③二人目が生まれた際もひな人形のご用意を
等の一般的なお話しをしました。
ご覧になってこれはこれ、私は私とおっしゃって解釈しなさって、ひな人形を揃えられる方もいらっしゃれば、よく考えてみようとおっしゃる方もいらっしゃいます。
各々にご自分で考えられてお決め下さい。
本日は、ひな人形を買う前についてご説明します。
ひな人形を買われる方も買われない方も迷ってみえる方も、ご参考になさって下さい。
情報、知識として、ご参考になさって下さい。
ひな人形を買う前に
ひな人形は、大小様々なサイズや多種多様なデザインがあります。
まずは、飾る場所をいくつかイメージしてからひな人形の種類を選びましょう。
また、ひな人形は11ヶ月ほど収納しておくもの。
収納場所もあらかじめ決めておくと安心です。
ひな人形を選ぶ前についてお話しします。
ひな人形を選ぶ前に
飾る場所をいくつかイメージする
ひな人形は、大小様々なサイズがあります。
飾る場所を数ヶ所イメージしておくと良いでしょう。
そうすることで、お人形選びに幅ができ、お気に入りのお人形がきっと見つかるはずです。
ひな人形を飾るのは1ヶ月ほどですから、その間だけ何か移動できるものなどあれば、ずらして飾ることもいかがでしょうか。
飾る場所の注意点
お人形を飾るなら、ご家族やお客様によく見える場所がいいと思います。
ただし、直射日光が当たる場所は、衣装の変色や退色の原因にもなりますので、なるべく避けましょう。
・収納スペースも決めておきましょう
ひな人形は、1年のうち約11ヶ月間は収納するものです。
収納スペースを確保しておきましょう。
直射日光が当たらず、湿気の少ない場所が理想的です。
ただ収納スペースはどのご家庭でも確保されるのがなかなか難しいという声をお聞きします。
たとえばお人形以外の付属品は、市販の収納ボックスなどに入れてコンパクトに収納することもひとつの方法かと思います。
ひな人形の種類
衣裳着人形
木材やワラを組んで作った胴体に手足を取り付けて、華やかな衣裳を着せ、頭(かしら)を付けたものを衣裳着人形と呼びます。
伝統的な日本人形を代表する作り方で、ひな人形と言えば衣裳着人形を指すのが一般的で、みやびな顔立ちと華やかな衣裳美がポイントです。
木目込人形
桐の木を細かく砕いて粉末にしたものに正麩糊(しょうふのり)を混ぜ、粘土状にした「桐塑(とうそ)」で造形した胴体に細い溝を筋彫りします。
そして、衣裳となる布を表面にかぶせその端々をこの溝に押し込む(木目込む)ように仕上げたものを木目込人形と呼びます。
衣裳着人形に比べ、造形的な仕上がりが特徴です。
今回は、ひな人形を買う前についてお話ししました。
ご質問、ご意見等ございましたら、なんなりとおっしゃって下さい。
よろしくお願いします。