ひな人形について

ひな人形の飾り方、パーツのご紹介

 新年あけましておめでとうございます。

 昨年は、リメイク・リサイズ、お問い合わせ、ご発注ありがとうございました。

 今年もよろしくリメイク・リサイズでお問い合わせ、ご発注よろしくお願い申し上げます。

 

 ひな人形のお買い上げ、リメイク・リサイズの件でご質問の多いベストに、お人形、道具のをどうやって飾るの、順番はどうなるのというご質問が多いです。

 その都度お答えしていますが、本日は正式に写真入りでご説明いたします。

 確かに7段15人をお持ちで、それを飾られるのは大変な作業だと思います。

 完成されたお喜びはひとしおかと思いますが、それまでの過程をご存知かどうか、時間の短縮、意味あっての展示はご納得、ご理解のもとにスムーズに進むかと思います。

 

ひなの名称と特徴について

親王

向かって右側に女雛、左側に男雛が飾られます。

うしろには屏風、両側にはぼんぼりを置いて座っています。

 

束帯姿の男雛

束帯は、天上人が諸公司の晴れの儀式に着用した正装です。

頭(かしら)

人形の良し悪しは頭で決まります。冠をかぶった時の男雛の顔には、重厚な気品が漂っています。

袍(うえのきぬ)

蛤頭(とんぼがしら)をとめる輪が×(高倉流)で綴じてあり、帖紙(たとうし)が入っています。襟もとがきちんとしているか、また、着付けの縫い取りがきちんとしているかがポイントです。

石帯

二本の革帯からなり、10個の石を糸で十文字に縫いつけ、束帯の袍を結びつける役割をしています。

小道具

魚帯 特別の儀式の日に着用し、石帯に結びついています。

飾太刀 太刀の柄に分銅がついていて、鞘の部分に唐草模様の彫刻が施してあります。

 

唐衣裳姿の女雛

唐衣裳は、俗に言う十二単で、男子の束帯に相当する正装です。

うりざね顔が、気品と優美さをかもし出しています。髪には玉串がついています。

袖口・衽付(おくみつき)

<女雛の裾の仕立て方>

唐衣(からぎぬ)、表着(うわぎ)、単(ひとえ)からなり普通はノリづけて簡略化しますが、ここでは一枚一枚重ねて着せてあります。男雛同様、着付け、縫い取りがきちんとしているかがポイントです。

一番上に唐衣とともに着せてあります。たいへん長いもので、座るときには後ろに末広がりの形にたたみ置きします。

小道具

檜扇(ひおうぎ) 胡粉塗に花や鳥の毛描きの彩絵(さいえ)が施してあります。

 

お道具のいろいろ

御膳 食事の椀などを乗せて使われました。足の形により蝶足型膳と掛盤膳の二種類あります。

火鉢 手を暖め、湯茶などを沸かすのに用いました。

茶道具 茶の湯に用いる棚と茶道具の一揃い。

鏡針揃(きょうはりぞろい) 鏡台と針箱。昔から女性の嫁入り道具でした。

箪笥・つづら長持・重箱 小さいながらも本格的に作られています。

おかご 大名などが使用した乗物、階級・用途などにより種類も異なります。

 

 お読み下さって、ふんふんとうなずかれる方と、私はお分かりにならないとおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。

 並べ方、お人形、道具に関してなんなりとご質問等お受けします。

 よろしくお願いします。

 スタッフ一同本年もよろしくお願いします。

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