ひな人形について

ひな人形の種類と飾り方について

 リメイク・リサイズをご希望でご来店の方は、前日でもお電話、メールでもご連絡下さいますと、当日お待ち申し上げます。

 よろしくお願いします。

 

 本日は、ひな人形の種類と飾り方についてご説明します。

 お問い合わせがございましたら、なんなりと分かる範囲でお答えします。

 当面分からない場合は、後日調べましてご連絡いたしますのでお願いします。

 

ひな人形の種類と飾り方

 おひなさまにはさまざまな種類があり、その飾り方にしても時代の変遷とともに、また各地各様に異なった風習があります。

 種類としてはまず大きく分けて“衣裳着びな”と“木目込みびな”の二つに分類することができましょう。

 

みやびやかな平安朝の華麗さが映える衣裳着びな

 衣裳びなは、胴体をわらでたばねて造り頭や手足は桐などの木をけずったものや、桐の木を練り固めて練物にしたものが使われています。

 このおひなさまは、昔の宮廷での装束そのままに小さく仕立てた着物をまとい、細かい部分まで実物にそっくり近く作られています。

 平安朝の優雅な装束だけに、豪華絢爛。その華やかさは赤いもうせんに映え、いっそうの美しさで語りかけてきます。

 この衣裳びなにも、“親王飾り”をはじめ、五段・七段飾りの“15人揃い”“ケース入り”などがあります。

 

静かで格調高い気品が漂う木目込みびな

 木目込みびなは、桐の木を細かく粉状にしたものをノリで固めからだの部分を造り、細いみぞをつけその上に布を張って布の端をみぞに込んでつくり上げるひな人形のことです。

 昔は人形の形に彫刻した木に細い溝をつけ、それに布地をきめ込んで造られていたことから、この名が付けられたのです。

 衣裳びなほどの豪華さは持っていませんが、木目込みの線の美しさ、独特の味わい、安定感など、静かに語りかける気品の高い雰囲気は、まさに日本独特のお人形の持つ魅力の結晶ともいえましょう。

 木目込みびなには、お内裏さま二人だけの“親王飾り”をはじめ、五段飾り、七段飾りといった15人揃いの“段飾りセット”“ケース入り平飾り”それに“立ち雛”などがあります。

 

男雛は右か?左か?人形の飾り方あれこれ

 最上段にいる親王びな(お内裏さま)は、向かってどちら側に男雛が座るべきか?ご存知ですか。

 昔は、男雛が向かって右、女雛が左だったのですが、大正時代の初め頃から一般的に男雛を左側に飾るようになりました。

 そもそも、おひなさまの飾り方が現在のようになったのは大正の末期からですが、それ以前は親王びなを最上段に飾り次の段に官女がくるということぐらいが決まっていただけで、それ以外の飾り方ははっきりとは定められていなかったといいます。

 もともと中国などの流れをくんで、日本では左側が右側より尊いものとされてきました。

 しかし大正天皇が即位されたとき、向かって左側に立たれたことなどから、京都以外では親王を左側に飾るようになったわけです。

 しかし京都でも最近は左側に飾り、結局全国的に男雛は左、女雛は右という飾り方が定着しているようです。

 

おわりに

 カラーではございませんが、7段の15人のひな人形が1段、2段、3段、5段、ケース、収納箱のようになりますことをご説明しました。

 それぞれに思い、こだわりがおありかと思います。

 ごゆっくりご検討下さいまして、ご自分のお好きな様にお考え下さい。

詳しくはコチラ

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