11月中旬を迎え、リメイク・リサイズのご依頼も多くなってきました。
今までにお預けになっていた方々も、お問い合わせで間に合いますかとおっしゃいます。
お客様のご返信があってのリメイク・リサイズですので、ご返信があればそのように優先的に進めます。
この場をお借りして、ご返信がまだのお方はどうぞお問い合わせ下さい。
本日は、お人形の名前についてお話しします。
Contents
親王
笏を右手の親指と人差し指の間に差し込みます。
太刀は左側の腰と袖の間に差し込みます。(ひもがついている場合は胴に回して結びます)
檜扇は絵が描いてある方を表にして広げて持たせます。
冠のひもは、絵のように親指と人差し指で輪を作ってからかけると簡単です。冠をかぶせる時はどなたかに押さえていただきながら紐を結びます。纓(えい)は冠の後ろ側の穴に差し込みます。
三人官女
左から順に、加えの銚子は左手を開いている方の官女の右手に持たせます。
三宝は座った官女の両手にはさみこむように持たせます。(なお、この官女の顔には眉毛はありません)
長柄銚子は左手を握っている方の官女に両手で持たせます。
五人囃子
左から順に、左右の手にバチを持たせ、太鼓を台の上にのせお人形の前に置きます。
左手に大皮(絵のない鼓)の胴ひもをひっかけて持たせます。口を開いているお顔のお人形です。
右肩の上に小鼓(絵のついた鼓)をのせます。
笛は両手の指の間に持たせます。持たせにくい場合は手首やうでを軽く動かして調整してください。
扇は右手に持たせます。口を開いている顔のお人形です。
それぞれの人形に烏帽子をかぶせます。
烏帽子はゴムのものとひもで結ぶタイプのものとあります。
脇差はそれぞれ五人囃子の左腰に差し込みます。
随臣
背矢は背中の帯に差し込みます。ひも付きの背矢は胴に回して結びます。
冠はゴムのものとひもで結ぶタイプのものとありますが、緌(おいかけ)が顔の横に来るようにつけるのがポイントです。
太刀は左の腰と袖の間に差し込みます。(ひもがついている場合は胴に回して結びます)
持矢は羽根の方を下にして右手に持たせます。
弓は左手に持たせます。
仕丁
烏帽子はゴムのものとひものタイプのものとがありますが、滑りやすいのでどなたかに押さえていただくと簡単にかぶせられます。
台笠は右手を挙げた仕丁の手に差し込むようにして持たせます。
立傘は台笠と同様に左手を上げた仕丁に持たせます。
お問い合わせ、ご返信等で、あれあれ、これこれとおっしゃっても分かる時もありますが、分からないことがありますので、本日はそれをお話ししました。